カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

インドの人口、12億人突破!

2011年04月04日 20時06分59秒 | インド / INDIA
【ニューデリー31日AFP=時事】

インドの人口が12億1000万人であることが、
31日明らかにされた国勢調査の暫定集計値で分かった。
人口の男女比の不均衡はこれまでで最悪レベルになったという。
(写真は女の子を産むよう奨励する広告。ニューデリー市内で撮影)
 人口は2001年の10億2000万人から大幅に増加し、米国、ブラジル、
インドネシア、パキスタン、バングラデシュの合計よりも多くなった。
一方、子どもの男女比は男1000人に対し女914人で、
独立した1947年以降で最悪を記録した。

 インドでは超音波スキャンを使った男女産み分けのための中絶は
法律で禁じられているが、母親たちは将来の稼ぎ手、
家長となる男児を産むよう強い圧力にさらされる。
男女平等を訴える活動家らは、
しばしば経済負担とみなされ生後に養育を放棄される
「望まれなかった娘たち」が人口の男女比不均衡の原因の一端だと指摘する。
アジアでは性差に基づく大量殺人が議論の的となる社会問題の1つで、
国連によれば何百万人もの女性の消息が事実上分からない状態となっている。

 インド国勢調査は昨年4月に始まり、今年中に最終集計結果が公表される見通し。
中国が先月明らかにしたところでは、同国の人口は昨年630万人増え、
同年末現在で13億4100万人と引き続き世界一。
〔AFP=時事〕(2011/04/01-00:39) ワールドEYEランキング

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人口が12億人を突破してる事は前から予測していたが、
問題となるのは男女の比率である。

確かにインドでは女の子よりも男の子が歓迎されている。
それは単に稼ぎ手が必要と言った理由だけではないと思う。

インドは非常に保守的な国で、
この21世紀(既に2011年だが)の今でも、
考えられない風習が残っているのだ。

その理由のひとつは、家長である父親が亡くなった場合、
火葬の薪に火をつける役目は長男が負っている事であろう。
父親が天国に行く為には長男が火を着ける事が不可欠である。
昔からそう信じられてきているのだ。

 もうひとつは悪しき風習である「ダウリ」である。
これは女性が嫁ぐ時に要求される持参金の事で、
都会では減ってきているそうだし、
恋愛結婚の場合はいらないらしいが、
田舎に行けば行くほど期待されるそうだ。

持参金は現金だけでなく、 金や貴金属、
 家などの不動産、 車、
田舎では 家畜なども含まれ、
もちろん結婚式にかかる費用も全て女性側が負担する。

極端な例だが、持参金が少ない事が原因で、
嫁ぎ先で殺されたりする事さえある。
これは嫁をもらうたびに入る持参金が目当てである。

またインド人の結婚年齢は低く(まぁ早婚)、
女性は男性より年下である事が強く望まれる。
女性の年齢が高くなればそれだけ 持参金の額が上がるそうだ。
余談だが・・・友人A君の故郷(ビハール州)では、
 25歳以上の未婚女性は皆無らしい・・・。

昔は マハラジャでも娘を3人持てば破産すると言われていた。
だから男の子を産む事は必須であり、女の子は歓迎されないのである。

ちょっと脱線してしまうが、女性が虐げられている点は他にもある。
前出の通り姉さん女房は稀であるし、
未亡人や離婚した女性の再婚に関してはかなり厳しい。

今では法律で禁止されているが、
未亡人は夫が焼かれる火葬の火に飛び込んで殉死する事(サティ)が、
美徳(避けられない事)とされてきた歴史がある。

結婚が必須であるインドでは、
30歳過ぎた未婚女性は・・・大変である。

自身が結婚を選択しない・・のではなく、
結婚できないと見られてしまう。
何か肉体的に問題があるとか、家族関係に犯罪者がいるとか、
いろんな噂をたてられる事さえある。

私はサドゥー(遊行僧:笑)なので、結婚しないのだが。
           


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コメント (2)
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