【インドの人々】 ～ アーメダバード ～

　まぁアーメダバードでなくても、
インドのいたるところには体重測り屋がいる。

　体重は健康のバロメーターと言ったところだが、
日本のように一家に１台、体重計があるわけではない。
そこで人が集まる駅やバスターミナルには、
このような体重測り器があったものだ。



　電源がないマーケットのような所には、
体重計を置いたオジさんがいる。

機械でも人でもＲｓ（約４円）程度なので、
商売になるのだろうかと心配になるし、
何よりも・・・測る人がいるのだろうかと、いつもと思っていた。

だって女性が測りたいと思っても、
見ず知らずのオヤジに自分の体重を知られてしまうのである。
大和撫子であれば恥ずかしいだろう。

ここはアーメダバードのラール・ダルワージャの広場。
所狭しと露天が並ぶ、その一角にこのオジさんがいた。

私はベンチに腰掛け休憩しながら様子を伺っていた。
オジさんは道行く人に声をかけていた。
すると・・・数人が立ち止まって体重計に乗り始めた。



女性も全く気にしないようだ。
オジさん、商売繁盛で良かったね。

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