
それもそのはずデビュー作である。
タイガーはジャッキー・シュロフの息子である。
インドはその歴史から世襲が多いため、
映画界もカプール一族を始め××の子供や親戚などが多い。
さて、これも全日空の機内上映である。




ハリヤナ州のジャート・コミュニティーで権力を持つ、
政治家チョウドリー(プラカーシュ・ラージ)の長女レヌ(サンディーパー・ダール)が、
結婚式当日に恋人のラケーシュと駆け落ちした。

チョウドリーはラケーシュの友人バブル(タイガー・シュロフ)を捕まえる。
バブルは同じく監禁されていた友人達と逃亡しようとするが、
途中で以前見かけて心奪われていた女性を発見し、ここに留まる事にする。
なんとそれはチョウドリーの次女ディンピー(クリティ・サノン)だった。
チョウドリー達とバブルらは、ラケーシュとレヌを探しにデリーへ向かい、
そこでバブルがディンピーを助けた事から二人の距離は縮まる。

しかし離れ離れになり・・・・

バブルは駆け落ちするために結婚式に参加するが、
チョウドリーは気づいており、そうはさせじとする。
最終的にはチョウドリーが二人の愛を認め結婚を許す。

依然として結婚相手はカーストやホロスコープや
相手の経済状態などから判断して親が決める事が多い。
恋愛結婚を許さない土地や階級もたくさんある。



この映画はテルグ映画「パルグ」のリメイク版。
ハリヤナ州はデリーの隣の州で都会と思われるかもしれないが、
グルガオンを除けば、私の行くゴルフ場の周囲なども、
まだまだ田舎の匂いがプンプンしており、
この映画の古臭さもありうるのかもしれない。

タイガー・シェロフはマッチョな体系からサルマン・カーンの匂いがするが、
顔や表情は一世を風靡した窪塚洋介を彷彿させた。
