舞台は世界で一番大きいスラムと言われているムンバイのダーラーヴィー。
過去には「スラム・ドッグ&ミリオネア(2008年)」や
ラジニ様の「カーラ(2018年)」でも登場している。
タイトルの「ガリー・ボーイ」とは,、
ヒンディー語で路地の少年と言う意味。
この作品はムンバイ出身のインド人ラッパー、
ディヴァインとネイジーの伝記的作品との事。
<ストーリー> 
スラムに住む大学生のムラード(ランヴィール・シン)は、
GFのサフィーナー(アーリヤー・バット)仲良く学校に通っている。

予告編を観た時にサフィーナーがムスリム(イスラム教徒)である事は、
頭部にスカーフを巻いていた事で解ったのだが、
ムラードもムスリムだった。
どうやらインド映画にありがちな異教徒間の恋愛ではない様子。
ただしサフィーナーは上流家庭の娘で外科医を目指していた。
バスや通学してるのはおかしいと思ったけど・・・。
タクシー運転手の父親は稼ぎをムラードの学費につぎ込んでいるが、
ムラードは友人達やGFと遊んで学生生活をエンジョイしている。
ところが父親がは第2夫人の家族を家に住まわせる事にして、
本妻に手を上げると言う始末。
て言うか・・・スラムに住んでるのに第二夫人の家族もって・・・
ある意味凄いね。甲斐性あるね。
スラムには外国人の観光ツアーもやって来る。
ムラードの家も500Rsの見物料を受け取って見世物となる。
外国人の着ていたTシャツを見たムラードは、
得意のラップを歌って聞かせる。

そんなある日、大学で偶然ライブを見たムラードは、
ラッパーのMCシェール(シッダーント・チャトゥルヴェーディー)を知り、
彼らのたまり場に顔を出すうちにラッパーとしての才能を見出されて、
次第にYOU-TUBEで人気になっていく。
インド映画では劇中で俳優が歌を歌う事は珍しく、
ほぽバックシンガーが歌っているが、
この作品ではランヴィール自身が歌っている。
意外にも(失礼)上手かったのには驚いた。
不幸な事に父親は足を負傷した事でさらに暴力的になり、
ムラードは母と共に家を追い出されてしまい、
やむなく仕事を始め、学業とラッパー活動と
三足の草鞋を履く事になってしまう。
ラッパー仲間達との付き合いで若干いい気になったムラードが、
音楽関係者の女性と浮気をした事にサフィーナーが気づき、
大喧嘩に発展してしまう。サフィーナーの両親は、
情緒不安定を解消するために結婚させようとする。
なんとか仕事をこなしているムラードだったが、
オーディションのために休みを取らなければならず、
社長に談判に行くが断られてしまう。
しかし当日、社長がやってきて将来の為に行って来いと言う。
ムラードはオーディションで優勝を勝ち取る。
サフィーナーとの関係も修復され、パーティに出席するムラードは、
みんなの祝福の中でラップを披露する。
2017年公開の「シークレット・スーパースター」
のような感じだった。少女と青年と違いはあってもムスリムだし、
父親が家族に対して威圧的と言うのも似ていた。
YOU-TUBEから火がついて、オーディションに受かって、
スターに上り詰めると言うのも同じ設定。
私は映画は出演者で見るタイプなので
(そのせいで、いい映画を見逃している事もあるが。)
ロングランで他にいい映画がなかった事もあり観に行ったのだが、
ランビール・シンは「パドマワット」の悪役とは全く違い、
普通の青年役もできるんだなと思った。
ヒンディー語のラップは全く想像がつかなかったし、
聞いた事もなかったのだが結構のれるしイケていると思った。
あとインド映画はグロは大丈夫でエロには厳しいのだが、
最近はディープなキスシーンはOKになったようだ。
ヌードはもちろんダメだが背中などはいいみたい。

ムスリムのムラードが頑なにお酒を飲まないシーンは、
イスラム教の教義なので仕方ないが気になった、
現実にはムスリムの若者は飲むようになっている。
男女が別の席に座る事も厳格ではなくなっているし、
カップルにおいては当然キスくらいはしてるのが映画でも解る。
インドも少しづつ動いて(変わって)きている。

にほんブログ村
過去には「スラム・ドッグ&ミリオネア(2008年)」や
ラジニ様の「カーラ(2018年)」でも登場している。
タイトルの「ガリー・ボーイ」とは,、
ヒンディー語で路地の少年と言う意味。
この作品はムンバイ出身のインド人ラッパー、
ディヴァインとネイジーの伝記的作品との事。


スラムに住む大学生のムラード(ランヴィール・シン)は、
GFのサフィーナー(アーリヤー・バット)仲良く学校に通っている。

予告編を観た時にサフィーナーがムスリム(イスラム教徒)である事は、
頭部にスカーフを巻いていた事で解ったのだが、
ムラードもムスリムだった。
どうやらインド映画にありがちな異教徒間の恋愛ではない様子。
ただしサフィーナーは上流家庭の娘で外科医を目指していた。
バスや通学してるのはおかしいと思ったけど・・・。
タクシー運転手の父親は稼ぎをムラードの学費につぎ込んでいるが、
ムラードは友人達やGFと遊んで学生生活をエンジョイしている。
ところが父親がは第2夫人の家族を家に住まわせる事にして、
本妻に手を上げると言う始末。
て言うか・・・スラムに住んでるのに第二夫人の家族もって・・・
ある意味凄いね。甲斐性あるね。
スラムには外国人の観光ツアーもやって来る。
ムラードの家も500Rsの見物料を受け取って見世物となる。
外国人の着ていたTシャツを見たムラードは、
得意のラップを歌って聞かせる。

そんなある日、大学で偶然ライブを見たムラードは、
ラッパーのMCシェール(シッダーント・チャトゥルヴェーディー)を知り、
彼らのたまり場に顔を出すうちにラッパーとしての才能を見出されて、
次第にYOU-TUBEで人気になっていく。
インド映画では劇中で俳優が歌を歌う事は珍しく、
ほぽバックシンガーが歌っているが、
この作品ではランヴィール自身が歌っている。
意外にも(失礼)上手かったのには驚いた。
不幸な事に父親は足を負傷した事でさらに暴力的になり、
ムラードは母と共に家を追い出されてしまい、
やむなく仕事を始め、学業とラッパー活動と
三足の草鞋を履く事になってしまう。
ラッパー仲間達との付き合いで若干いい気になったムラードが、
音楽関係者の女性と浮気をした事にサフィーナーが気づき、
大喧嘩に発展してしまう。サフィーナーの両親は、
情緒不安定を解消するために結婚させようとする。
なんとか仕事をこなしているムラードだったが、
オーディションのために休みを取らなければならず、
社長に談判に行くが断られてしまう。
しかし当日、社長がやってきて将来の為に行って来いと言う。
ムラードはオーディションで優勝を勝ち取る。
サフィーナーとの関係も修復され、パーティに出席するムラードは、
みんなの祝福の中でラップを披露する。

のような感じだった。少女と青年と違いはあってもムスリムだし、
父親が家族に対して威圧的と言うのも似ていた。
YOU-TUBEから火がついて、オーディションに受かって、
スターに上り詰めると言うのも同じ設定。
私は映画は出演者で見るタイプなので
(そのせいで、いい映画を見逃している事もあるが。)
ロングランで他にいい映画がなかった事もあり観に行ったのだが、
ランビール・シンは「パドマワット」の悪役とは全く違い、
普通の青年役もできるんだなと思った。
ヒンディー語のラップは全く想像がつかなかったし、
聞いた事もなかったのだが結構のれるしイケていると思った。
あとインド映画はグロは大丈夫でエロには厳しいのだが、
最近はディープなキスシーンはOKになったようだ。
ヌードはもちろんダメだが背中などはいいみたい。

ムスリムのムラードが頑なにお酒を飲まないシーンは、
イスラム教の教義なので仕方ないが気になった、
現実にはムスリムの若者は飲むようになっている。
男女が別の席に座る事も厳格ではなくなっているし、
カップルにおいては当然キスくらいはしてるのが映画でも解る。
インドも少しづつ動いて(変わって)きている。

にほんブログ村