仏教における聖地はインドとネパールに合計8ヶ所ある。
釈迦が生きていた当時はインドとネパールに国境はなかった。
釈迦は紀元前5世紀に北インド釈迦族の王子、
ゴータマ・シッダッタとして生まれ、
出家し修業の末に悟りを開き仏陀となり仏教の開祖となった。
仏教には八大聖地と呼ばれる場所がある。
それは下記の通りである。
① ルンビニ :生誕の地
② ブッダガヤ : 悟りの地
③ サールナート : 初転法輪の地
④ ラージギル : 布教の地
⑤ シュラヴァスティ: 教団本部の地
⑥ ヴァイシャリ :最後の旅の地
⑦ クシナガラ :入滅の地
⑧ サンカーシャ : 昇天の地
このうち①~⑦は伝記にまつわる遺跡のある所であるが、
⑧だけは伝説に基づいた場所である。
①は現在のネパールに、②~⑧はインドにある。
①②③⑦を四大聖地と呼ぶ事もある。
私は①~⑦までは既に行った事があったが、
⑧だけはその他の7ヶ所から離れており残っていた。
今回ようやく八大聖地を制覇した。
行ってみて思ったのは、やはり・・・・
①~⑦は伝記にまつわる遺跡のある所なので、
十分見ごたえがあった。
⑧は伝説の場所であるので・・・
他の7ヶ所に比べると規模も残されている物も、
イマイチなのは否めなかった。
遺跡と伝説ではこれほど違うのかと思った。
サンカーシャはウッタル・プラデシュ州にある。
現在はサンキッサと言った方が通りが良い。
鉄道を使ってもバスを使ってもアクセスが悪い、
小さな村にあるので私は思い切ってアグラから車で行った。
片道4時間はかかるがデリーから日帰り可能だ。
鉄道やバスを使えばまる2日はかかる。
ヘタするとバスの時間がなく2泊せざるおえない。
行ってみて解ったのは(罰当たりかもしれないが)、
時間と費用をかけて行くほどの所でもない。
これから、その八大聖地をおさらいする。
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