この展示を観るために友人が新潟から来た。
私は長坂真護(ながさかまご)について知らなかったので、
調べてみた。
1984年福井県福井市出身。歌手になるための口実として、
文化服装学院でデザインを学ぶ、その後、なぜかホストになり、
3000万円を稼ぎ、それを元手にアパレル会社を始めるが、
倒産。路上アーティストとなる。
2016年ガーナのスラム街を写した1枚の写真に惹かれ、
ガーナのスラム街「アグボグブロシー」を訪れる。
そこは「世界最大級の電子機器の墓場」と呼ばれていた。
1日500円の日当で先進国が投棄した電子機器を燃やして
生活する人々を見て決意する。
「アートで先進国に対してアグボグブロシーの惨状を伝える。」
2018年、スラム街の人々を題材として制作した作品が
1500万円で売れた。
で、スラムの人々にガスマスクを贈ったり、
無料の学校を作ったり、NGOを設立して、
頑張っている人なのである。
ガーナのスラムの人々と一緒に。
これが原点なんだね。
作品はスラムで拾った廃棄物(ゴミ)を使っている。
実はインドにも廃材を使って造られた彫刻庭園がある。
ハリヤナ州の州都チャンディーガルにある、
「ロック・ガーデン」はネック・チャンドが、
18年の歳月をかけて廃材を使って5ヘクタールもの
彫刻というかモニュメントと言うか庭園を造り上げた物だ。
もう一つはデリーにある「ワストゥ・トゥ・ワンダー」。
こちらは廃材で造られたテーマパーク。
スラムと言えば、私はデリーでオプショナルツアーとして、
スラム・ツアーを催行していて、何度か行ってるけど、
そこには工場や廃材の処理施設もある。もちろんスラムの
人々が働いているけど、みんないい笑顔なのよ。
お金を落としていると言う事で笑顔なのかもしれないけど、
仕事をやらされている感が全くない。みんな幸せそうななの。
ガーナの人はどうかわからないけど・・・。
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