カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

手術の翌日。

2006年02月13日 20時38分59秒 | 病気 / SICK
お腹の激痛と格闘したせいで、とてつもなく長く感じた夜が過ぎ去り、
やっとの事で朝を迎える事ができました。
・・・と言っても、痛みは全くひいていませんでした。

まず、鼻から喉を通り胃に入っていた管が外れました。
外れた後も1日くらいは喉が痛かったです。
同時に心電図も外れました。
「寝返りうってもいいですよ。」先生はそう言いましたが、
冗談ではありません。
身体が動くはずもなく膝を立てるのが精一杯でした。

痛みに耐えながらもいつの間にか眠り、
すごく眠っていたような気がして眠りから醒めても、
1時間と経過していない状態は、まだ続いていました。

ようやく昼になり、血圧計と酸素マスクが外されました。
病室へ帰る時間が近づいて来ているようです。
 でも、こんなに痛くて大丈夫なんだろうか?
と思ってました。いろんな機械が外されていくという事は、
痛み以外の数値には問題が無いと言う事です・・・。

ついに、その時が来ました。
看護師さんが身体を拭いて浴衣に着替えさせてくれましたが、
それでさえ、お腹が痛みます。
さらにベッドから起こしてくれるのですが、
お腹の激痛が倍増します。これは拷問か?とすら思いました。

起き上がるのでも精一杯なのに、
その上車椅子に座るようにと言うではありませんか・・。「無理!!」
全くオーバーではなく死にそうになりながら、
車椅子になんとかしがみつくように乗り病室へ運び込まれました。

またまた難関です。
ベッドへ移動しないといけません・・・。
起き上がるよりも横たわる動作の方が痛むのです。

ベッド⇒車椅子⇒ベッド、この動作だけでも、
どれだけ時間がかかったのでしょうか?
「今、何時ですか?」と息もたえだえに聞くと
まだ・・・14:30でした。

 まだ今日が終わるまで9時間半もあるのです。
明日になれば痛みがひくと思っていた私は祈りました。
「早く明日になりますように・・。」

一説によると、腹腔鏡手術の方が開腹手術より痛いらしいです。
・・・・そう言うことは最初に言って欲しかったです。
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リカバリルームの一夜。

2006年02月12日 19時58分59秒 | 病気 / SICK
リカバリルームへ戻ってきたのが14:30でした。

手術室と同様に、心電図を貼り、
右腕には、血圧計とパルスオキシメーター(血液中の酸素量を測定)
を取り付けました。

背中に刺した硬膜外麻酔と尿管、
左腕にセットされた点滴はそのままです。
左の鼻の穴から喉を通り胃まで管が入っていました。
これは胃に溜まった廃液を取るためですが、
息をするたびに鼻と喉が痛いです。

酸素マスクが装着されました。酸素はどんな味がするのだろう?とか
酸素を吸入すると元気になるんだ、とか思ってましたが、
味も匂いもなく元気が出る事もありませんでした。

手術後のレントゲンを撮りました。

手術室で麻酔から醒めた時に走った左肩の激痛は止まず、
ずっと自分でマッサージをしていました。
その時はお腹より左肩が痛みました。
左肩の痛みが薄らいだ頃、今度は反動か?右肩が痛んできました。

そして・・消灯(21:00)の頃からでしょうか・・・。
お腹が猛烈に痛みはじめました。
一晩で2回も痛み止めの筋肉注射を左肩に打ってもらいました。

痛みがある間は、時間の経過が無茶苦茶遅いです。
痛みの後、すごく長い間眠った気がして目覚めても、
1時間と経ってないのです。
それが24時間の中で10回くらいあったのです。

と言うわけでボクシングに例えると(なんで?)
観光に来たタイ人選手との試合には勝ったのですが、
勝ち名乗りを受け、チャンピオンベルトも巻き、
勝利者インタビューも終え、控え室に戻って来てみたら、
意外と相手のパンチが効いていた。
・・・と言う様なところでしょうか。

          

この日のリカバリルームには、
手術後の4人の患者さんがいましたが、
その中に小泉さんと言う人がいたようで、
最初は「小泉さん!目が開きますか?」
と呼びかけられていたのですが、
そのうち「総理!わかりますか?総理!!」と呼びかけ始め
その呼びかけは一晩中続いたことを、
裏話として付け加えておきます。

          

◆ 4年後の野望 ◆

インド国籍を取得しインド人として、
2010年の冬季オリンピックに出場する事!
私は新潟出身で2歳の時から裏の畑でスキーをはいていましたので、
そんじょそこらのインド人に負けるはずがないのです。

所詮は、井上怜奈選手の二番煎じですが・・・・。

でもインド国籍を取得するためにはどうしたらいいのでしょうか?
小堀選手は知っているのでしょうか?
インド人と結婚する?インド人と養子縁組をする?
それ以外では・・ないでしょうか?
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麻酔。

2006年02月11日 19時53分59秒 | 病気 / SICK
私の手術を担当した麻酔科の先生は、
こう例えて説明してくれました。
 (内容は私の理解と学習を含めて編集してあります。)

麻酔は、①沈静剤、②鎮痛剤、③筋弛緩剤の3つを使用します。
①で気持ちを静め、②で痛みを取り、③で筋肉の力を緩めます。

麻酔は、飛行機で空を飛ぶ様な事です。
手術前の麻酔は離陸にあたります。
無事に飛行できるように、滑走路を走り出し、
徐々にスピードを上げて空中に舞い上がります。

手術中は、安全に飛行(手術)できるように、
心電図、血圧、脈拍、体温を常に確認して、
麻酔を維持すると共に必要に応じて輸血等を行います。

手術後は麻酔から醒め自発呼吸ができるようになると、
人工呼吸器を外します。これが着陸です。

そして大切な麻酔の副作用や後遺症の話もあります。

 外科医ほど派手な活躍はなく目立ちませんが、
  とても重要な役割をしてくれるのが麻酔科医です。

   ◆ 麻酔の実際(私の場合) ◆ 

私が入院している病室は6階にあり、手術室は5階です。
8:30頃、看護師さんに付き添われて5階に降りました。
2/6はたくさん手術があった様で待合室は満員でした。
しばらくすると名前を呼ばれました。
返事をして行くと麻酔科と外科の先生と看護師さんがが待っていました。

 先生:「お名前を確認します。」
  私:「サントーシーです。よろしくお願いします。」
間違われたら大変です。

先生は私をリラックスさせるためか、唐突に思わぬ事を聞いてきました。
 先生:「あの石は、売ってるんですか?」
あの石とは、写真のペットボトルの石の事です。
  (ちなみに写真の茶色がセラミック、黒色がトルマリン、
    白っぽい色が麦飯石〔バクハンセキ〕。たぶん・・・。)

これを見た人は、これは何か?と聞いてきます。
もっともみんなは、メダカを飼ってると思ってるらしく、
飲み水だと言うと驚きますが・・・。
  私:「欲しいですか?友人が持ってきてくれたんです。」
 先生:「なんか塩素とか取ってくれそうですね。」
  私:「はい。とても身体にいい水なんです。」

そんな会話をしているうちに、手術室に到着しました。
手術台に上がったらまず心電図を貼り、
右腕には、血圧計とパルスオキシメーター(血液中の酸素量を測定する)
を取り付けました。左腕には点滴がセットされました。
  (点滴は、病棟から開始する場合もあります。)

そして全身麻酔の前に、硬膜外麻酔を行います。
横向きに寝てエビのように背中を丸くした状態で、
背中の脊髄の近くの部分に針を刺し、麻酔を開始します。
 先生:「ちょっと押されるような感じがしますよ。」
  私:「はい。」
 先生:「もう一度、押されるような感じがしますよ。」
  私:「はい。」

・・・・ここまでは記憶があるのですが、
ここから先は手術が終わって声をかけられるまで、
全く記憶がありません。

  と言うわけで・・・ここからは想像です。

  酸素のマスクを顔にあてます。
  全身麻酔は点滴から麻酔薬を入れて始めます。
  麻酔薬の点滴を始めると、数十秒で意識がなくなります。
  筋弛緩剤を投与すると呼吸も止まりますので、
  人工呼吸の金属管を口から気管まで入れます。
  これにより歯が欠けたり、のどが痛かったりするようです。

  膀胱へ尿管が挿入されます。実際に手術できる程度に、
  麻酔が効いてくるまでに30分位だと思います。
  また手術後、麻酔が醒めるまでも30分位だと思います。

           

名前を呼ばれて麻酔から醒めた時に、
あっという間だったと思いましたし、
頭痛や吐き気もなくスッキリしていると言う感じがしました。

 先生:「サントーシーさん、わかりますか?」
  私:「はい。」
 先生:「終わりましたよ。何処か痛い所はありますか?」
  私:「ひ・・左肩・・・ 」
 先生:「えっつ?左肩ですか?」

手術室が一瞬「  」となったのは、言うまでもありません。
5時間ほど同じ姿勢でいたために、身体がこわばってしまったのでした。
こうして私は激痛の走る左肩を抑えながら、6階に戻って来たのでした。

この病院では、手術後は病室へ戻らない場合は、
ナースステーションの中にある「リカバリルーム」へ入ります。
壁の時計を見たら14:30でした。ほぼ予定通りでした。

              

以前、渡哲也と高橋恵子主演でドラマ化され話題になった本です。
高橋恵子が麻酔から醒めずに植物状態になってしまうと言う、
ちょっと怖い話です。

リスクは数万人に一人の確率と言われても、
宝くじと同じで、次は私の番かも?
と思ってしまう瞬間もありますよ、私だって人間ですから。

麻酔

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手術後、第一報。

2006年02月10日 10時32分58秒 | 病気 / SICK
     

    無事、手術が終了しました。

    皆様の激励、応援、お祈り・・・のおかげです。 

    本当に、本当に・・・ありがとうございました。      

    心から感謝いたします。         

     

いや~お腹を切るって大変な事でした。
大した事ないから、翌日には記事をアップ・・・・・
なんて大間違いでした。
昨日の午前中まで、痛みが消えずベッドから動けませんでした。
昨日の午後になり、ようやくトイレまで歩けました。

そして今日、やっとPCまでたどり着く事が出来ました。

応援してくれた皆様、本当にありがとうございました。
心より感謝いたします。
皆様のおかげで、手術を乗り切る事ができました。

お一人ずつ感謝の気持ちをお伝えしたいのですが、
まだお腹に力が入らず、思考回路もショートしており、
まともな(面白い)事も、考え付きません。

今日のところは、この辺で失礼します。
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手術当日。

2006年02月06日 08時00分59秒 | 病気 / SICK
苦しい時の神頼みって事で「シヴァ神」にしました。
この写真は、北インドのハリドワールからリシケシに行く途中、
バスの中から見えたものを撮りました。
ちょうどハリ・キ・パイリと言うガート(沐浴場)の
向う側あたりになるでしょうか。

       さて、今日は手術です。 

AM10:00~と聞いていたのですが、少し早まったようです。
9:00には始まるかもしれませんね。

AM5:30 最初の仕事です。初めての浣腸です。
       これは手術中に間違って、もらしてしまわないためです。
       イチジクの形をしているのかと思ったんですが・・・。
       透明のチューブがついた袋に
       100ccくらいの透明の液体が入っていました。
       座薬より即効性なので、2分と我慢できませんでした。

   8:00 手術着に着替えます。
       白色の布製で前身ごろと後身ごろがマジックテープで
       くっついています。帽子は薄い青色です。
       手術着の下はT字帯と言うふんどし状の下着をつけます。
       手術中は尿道から膀胱へ尿管が挿入されますので、
       このような下着になります。

  8:20 手術室へ歩いて向かいます。
       歩けない人は車椅子やストレッチャーに乗っていきます。
        
       手術の時には、アクセサリー類を始め、
       入歯やメガネ、コンタクトレンズも外します。
       そこで疑問ですが・・・ヅラは外すのでしょうか?
         (余裕があったら聞いておきます。)       

 皆様に、お願いがあります。 

手術が成功するように、祈っていただけたら幸いです。
私は宗派不問ですので、神様、仏様、その他、
なんでも歓迎します。

では、行って来ます。またお会いしましょうね。

なお、数日ブログのアップが止まる事もあるかと思います。
出来るだけ早く、生還の報告をしたいのですが、
想定外の事態も考えられますので、なにとぞご了承くださいませ。
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緊張の手術前夜。

2006年02月05日 21時00分59秒 | 病気 / SICK
明日は手術ですので、
今日の21時以降は飲食禁止です。

明日のために1ヶ月以上禁酒し、体調を整えてきました。
20歳過ぎてからの人生で、
これほど身体からお酒が抜けた事はありません。

理由①麻酔が良く効くように。
     お酒が入っていると効きにくい?
理由②血が止まるように。
     お酒が入っていると血が止まりません。

なにも1ヶ月も前から準備しなくても、と言われそうですが、
本当にその通り、おっしゃるとおりです。

それからちなみに・・麻酔とお酒の関係ですが、
実は直接的にはそれほど関係がありません。
詳しくは、またの機会にお話します。

             

今日のスケジュール。

10:30 ①シェービング。必要ありませんでした。
        毛深い人は、剃られるみたいです。
         (マニアな方には申し訳ないのですが、
          胃の手術の場合、剃るのはおへその周りと
          足の付け根の部分です。)
      ②おへそのゴマ掃除。
        綿棒にオリーブ油をつけて掃除します。

      ③入浴後、足の裏にマジックで氏名を記入。

16:00 下剤服用。2/2と同じドリンクタイプ。

21:00 下剤服用。2/2と同じピンク色の小粒タイプ。

以下は、通常、手術の前日なのですが、私の場合は手術が月曜日で、
前日の日曜日はお休みですので、土曜日の説明となりました。

12:20 手術室の看護師の訪問。
13:30 麻酔科の先生の説明。
      麻酔の種類と方法、副作用、合併症について。

日ごろ眠れない事は無いのですが、
念には念を入れて睡眠薬を飲みました。
ハルシオンのようです・・・。( ラリラリ  )

では  なさい。
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こんな所で「篠山紀信」!?

2006年02月04日 20時04分59秒 | 東インド / EAST INDIA
東インド(なのに)西ベンガル州の
州都コルカタ(カルカッタ)の街中で
篠山紀信氏(南沙織さんの旦那さん←古っ。)を発見!

日本では写真家として美女を激写するのが仕事だが、
インドではモデルとして街中の看板に登場しているではないか!

にこやかに笑顔を浮かべ、手を挙げたその様は、
撮られ慣れているのか、堂々のモデルぶりだ。

と思ってよ~く見たら「サイババ」だった。

インドでは写真の「サティア・サイババ」よりも、
前世の「シルディ・サイババ」の方が有名だったりするのだが、
最近では「篠山紀信」もとい「サティア・サイババ」も
メジャーになってきたようだ。

今年は「サティア・サイババ」生誕80年になる。
そのお祝いの看板だった。

 ◆ 豆知識 ◆

「シルディ・サイババ」とは?
  1838年9月27日、西インド・マハラーシュートラ州・オーランガバードの
  貧しい家庭の子供にシヴァ神の化身して生まれる。
  その後シルディに移った事により「シルディ・サイババ」と呼ばれる。
  1918年9月28日、8年後に生まれ変わると予言して亡くなった。

「サティア・サイババ」とは?
  1926年11月23日、南インド・カルナータカ州・プッタパルティの
  ヒンドゥー教徒の家庭に生まれる。
  予言によると2020年(2022年と言う説もあり)に亡くなり、
  次は「プレーマ・サイババ」として生まれ変わるらしい。

  *なんで、2020年又は2022年なのかがわからない。
    もしも本当の預言者ならば、正確に予言できるだろうに。 
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西ベンガル州・カルカッタ病棟?

2006年02月03日 19時26分59秒 | 病気 / SICK
6WB(CCU病棟)・・この写真の案内板を見て
「オオッツ。」と声が出てしまった人や、
「うぅぅ~ん。」と唸ってしまった人は、
かなり重症のインド病であると思って間違いない。

WBは・・・・・ウエスト(西)ベンガル州の略だ。
CCUは・・・カルカッタの都市コード(3レターコード)だ。

その上、偶然な事にカルカッタはウエスト・ベンガル州の州都である。

この案内板は、私のいる病棟の廊下に貼ってある。これを見た時、
やはり私はこの病院に来るべきして来たのだと確信した。

ちなみにこの案内板の本当の意味は、
6F西のB病棟(冠疾患集中治療室)である。

            

さて、手術の日程が決まりました。
2月6日(月)午前10時からです。
手術の内容は腹腔鏡手術にて行い、
胃の幽門側(下部)を2/3切除します。
 (正確には、腹腔鏡補助下幽門側胃切除と言います。)
だいたい所要時間は、4時間~4時間半位だそうです。

私が説明を受けた腹腔鏡手術内容は、以下の通りです。
おへその左右に4箇所(10~12ミリくらい)穴を開けます。
そこからマジックハンドのような物を入れます。
この先には、カメラや鉗子やメスがついています。

炭酸ガスでお腹を膨らませてスペースを確保します。
カメラのモニターを確認しながら胃を切除し、
最後におへその上に開けた50~60ミリの穴から、
切除した胃を取り出してお終いです。

検査の結果おかげ様で、他の場所に転移はありませんでしたので、
この胃の癌さえ取り除いてしまえば、
根絶できる可能性は高いそうです。

            

なんだかタイトルマッチに望むチャレンジャーの気持ちです。
しかし、この試合は最初から勝つ事が決まっています。
相手は観光に来たタイ人選手のように、
あっさりとKOされるでしょう。
それでも、気を抜かないように頑張ります。


私が参考にした本は、コチラ ↓

Q&A知っておきたい胃がん質問箱106

メディカルレビュー社

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注腸検査

2006年02月02日 20時10分59秒 | 病気 / SICK
今日は注腸検査です。(恐怖)
この検査は、大腸内視鏡検査が主流になった今では、
あまり用いられないようなのですが・・・。

私の入院している所は大学病院ですので、
内視鏡検査の専門家がいないという事は考えられません。
たぶん、内視鏡検査が混んでいたのだと思われます。

★☆★ ここから先は、少々汚い話になりますので、
      お食事中の方は読むのを控えてください。★☆★


★☆★ なおマニアな方は、そのままお読みください。★☆★

腸を綺麗にするために、実は昨日から備えてました。

 まず昨日の16:00に下剤を飲みました。
   スポーツ飲料より強い酸味のドリンクタイプです。
   180ccくらいです。
 次に21:00に錠剤の下剤を2錠飲みました。
   これは良くあるタイプのピンク色の小粒です。

おかげで夜中はトイレに行きっぱなしでした。
寝ようかな・・・っとするとギュルルルル・・ときます。
1時間に1回のペースでトイレに通いました。

 脱水症状と戦う私に対して今朝、
   とどめの最終兵器が投入されました。
   2cmはあろうかと言う白い物体、
   先が尖っています。・・・・座薬でした。

       とほほっ・・・・・下剤攻めです。

          

さて、検査ですが、お尻に穴の開いてるというよりは、
お尻側がスッパリと切れている紙のでかいパンツをはきます。
色は紺色でした。
  (かなりマニアックです。おっと興奮しないでくださいね。)

ちなみに、検査に使用される機械は胃のバリウム検査の物と一緒です。
台に上がると肛門に管が挿入されます。
この管からバリウム(約200CC)と空気が、
こちらの気持ちも考えずに、おもむろに入れられます。

昔、悪ガキだった人は経験があるかもしれませんが、
 のお尻にストローを刺して、
空気を吹き込んだ感じと思っていただければいいでしょう。

そして台がさかさまになります。
こういう体制にならないと、バリウムが腸に流れません。
台の上で右向いたり、左向いたり、回転したりと、
胃のバリウム検査と、要領はだいたい同じでした。

所要時間は着替えも入れて30分くらいでしょうか。
終わった後は、またピンク色の小粒の下剤を2錠飲みました。
腸に空気も入れられてますので、
バリウムと共に大量の空気も排泄されます。

恐怖の注腸検査のレポートでした。
   結果は、問題なしでした。

 ◆ お下劣ですみませんでした。 ◆
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CT検査

2006年02月01日 19時28分59秒 | 病気 / SICK
今日は胸部と腹部のCT検査でした。
13:30~でしたので、また朝食は抜きです。
正確に言うと、抜きではなく・・・点滴でした。
500mlでわずか86kcalです。
某ダイエット食品の強力なライバルかもしれませんね。(爆)

最初に水を飲みました。量は400ccくらいです。
ちょうどお洒落なカフェのアイスドリンクのグランデサイズで、
親切にも曲がるストローがついてました。

写真手前のベッドに頭を手前にして仰向けに寝て、
両手を頭の上にあげます。
そして写真後方の輪の中に通されます。

「息を吸って、止めてください。」と言う声が3回聞こえました。
止めてる時間は5~10秒くらいでしたので苦痛はなかったです。
その後、腕に造影剤を注射しながら1回撮影しました。
全部の時間は、時間は15分くらいでした。

造影剤を入れると身体が熱くなるらしいのですが、
鈍感なのか感じませんでした。
もちろん吐き気もかゆみも蕁麻疹も頭痛もありませんでした。

 肝心な結果ですが、おかげ様で転移はなかったです。

              

CT検査とは?

computed tomography の略で、
コンピュータの断層写真という意味です。

原理はX線管球から発生したX線が、人間の身体を通り抜けて、
反対側にある検出器によって測定されるというものです。
測定されたX線の量をデジタル信号にしてコンピューターで計算すると、
CT画像が表示されます。

実際のCT画像ではX線が通りにくい骨のような部位は白く、
X線が通りやすい空気などは黒く表示されます。

胃癌の場合には、リンパ節、肺、肝臓への転移、
腹水の有無、周辺臓器への直接浸潤の程度を調べるために
用いられます。

身体を1cm間隔で輪切りにした写真が撮影されるので、
1cm未満の病変が写らないと言う欠点もあります。
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