カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

「おれは非情勤」東野圭吾

2023年11月15日 21時39分59秒 | 本 / BOOKS

2003年に刊行された東野圭吾の推理小説。
そもそもは学研の小学5・6年生向けの雑誌に連載されていた。
小学校の非常勤教師である「おれ」が事件に巻き込まれ、
生徒と一緒に解決して行くと言う話。

大阪を舞台にしたしのぶ先生の話の男性版のような感じだが、
非常勤教師の「おれ」には固有名詞はなく、
休職した教師の代わりに数か月勤務すると言う設定。

第1話は、赴任して2日目に殺人事件が起きる。
同僚の女性教師が体育館の用具置き場で刺殺遺体となって、
発見される。6×3と言う謎のダイイング・メッセージが
残されていた・・・。

小学生向けの雑誌で最初から殺人事件と言う事で、
批判があったようだ。しかも、原因は夫の浮気・・・。
教育上よろしくないと言われてもしかたないか・・・。

第2話のタイトルは「1/64」、第3話が「10×5+5+1」、
第5話が「ムトタト」などと小学生向けのタイトルになっている。
「ムトタト」は一見わけがわからないが、よく考えている。

内容的には簡単でほのぼのとしているところもあり、
「おれ」は25歳の非常勤で仕事は好きではないようだが、
短い期間で関係する小学生に勉強以外の教えも授けて、
なかなかいい所もあるのだが、まじめに働けばいいのにねぇ。

 

しのぶ先生が熱血教師であるのに対して「おれ」は冷めていて、
一歩引いた視線から接している。対比が面白い。

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神田の居酒屋「ゴロー」

2023年11月14日 21時30分59秒 | 日本食べ歩き / JAPANESE RESTAURANT

大阪から友人が来ると言うので、
宿泊するホテルの近所で探したところ見つけた店。
神田の駅前と言う好立地。

神田で30年の歴史を持つ京だしおでんと肉豆富の店。

           

住 所:東京都千代田区内神田3-13-9 
     Y・K神田ビル1・2F
電 話:03-3373-6698
最寄駅:JR山手線等 神田駅

<食したメニュー>

キンミヤレモンサワー 490円、濃いトロ~ももサワー 590円、
極上キゥイサワー 590円、京だしおでん 大根 250円、
はんぺん 190円、たまご 190円、
ロールキャベツ 250円、ゴローの屋台焼きそば 690円。

<店内の雰囲気>

1階は狭いタイルのカウンター席、2階はテーブル席で全60席。 

<感想と評価>

  

なんでもキンミヤ焼酎の安い店らしいが、
私はサワーなので、ブランドにはこだわらない。
桃は凍らせた桃入り。キゥイはドライフルーツ。

これ、お通し。肉豆富の店だけに十分。

おでんと言えば大根。厚い大根の上にはトトロこぶ。
はんぺんはもっと出汁が沁みてた方が良かったな。

ポテトサラダはまったりしてて、カリカリの揚げにんにくフライが
トッピングされてて美味しかった。


 
〆のやきそば。脚?(笑)左が友人、右が私。

 評価は◎(おでんで一杯。)
      (3段階、◎:おすすめ ○:まぁまぁ ●:う~ん)

■お断り■
 味に関しては、間違いなく主観でしかありません。(100%!)
 同意見・反対意見など、あると思いますが、
 あくまでも、私の味覚に合うかどうかなので、
 気にしないでください。あしからず。

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「後妻業」黒川博行

2023年11月13日 21時28分59秒 | 本 / BOOKS

2年ちょっと前に帰国してからずっと、
ほぼほぼ大沢在昌と東野圭吾を読んでいたわけだ。
久しぶりにこの二人以外の作家の作品を読んだ。
以前、友人がこの本の話をしていたのを思い出したからだ。

作者の黒川博行は、サラリーマン、教師を経て、
暇つぶしで書いた作品で賞を取ったため作家になった。
いやいや・・・暇つぶしで賞をとるなんて(笑)
そもそも才能があったということである。

代表作の「麻雀放浪記」は私でも知っていた。
「後妻業」というのは、資産家の老人の遺産を狙って、
後妻に入る事を生業としている女性の事である。

(実名を挙げるのは気が進まないのでイニシャルにするが)
世間を騒がせたC・Kは青酸カリで結婚相手3人を殺害、
他にも複数人が不審死を遂げている。K・Kは練炭などで、
交際相手5人を殺害している。

2014年に発行されたこの作品は作者の知人の父親に起こった、
事件をモデルにしているそうだ。

主人公は69歳の小夜子であるが、この女(あえて女と呼ぶ)は、
結婚相談所の経営者である柏木と結託し、相談所に入会する
資産家の老人と結婚や事実婚を繰り返し、その都度、
相手を殺害して遺産を手に入れる。

遺産の為に殺害する事になんの迷いもないのだが、
それもそのはず複数の前科がある筋金入りの悪人だ。

10年間に9人と再婚、事実婚を繰り返し、
その都度、相手が事故死や病死していれば変だと思うよね。
高齢者の再婚の場合、相手の素性は調べないのかな?

怖い・・・・怖かった・・・。

この作品を読んで(実話なのであろうが)疑問に思った事がある。

まず、結婚相談所のシステムであるが(大手だけかもしれないが)、
お見合いをして3回目のデートまでに結婚を前提とした交際に
進むかどうかの結論を出す。また、男女関係を持ってしまうと、
成婚とみなされる。この作品の中では、とにかく既成事実を作り、
結婚の約束をしないまでも、遺産相続の公正証書を書かせる。

結婚相談所では年収証明書などは必須であり、この作品では、
証明書はとってないようで(高齢だからか?)
小夜子も逆に結婚詐欺師の餌食となるくだりもあった。

小夜子はいつも派手な化粧や服装、宝石を身に着けているが、
見かけからして財産目当てなのは一目瞭然である。
手に入れたお金をホストに貢いでおり、欲と色の両方に執着している。
なんで慎ましやかにふるまえないのか?と不思議に思う。

大阪だからか? 小夜子のような後妻業の女を複数抱え、
騙し方を指南し、自らも殺害に協力し、遺産を山分けにするような
男が経営者だからいい加減なのかもしれない。
小説だから面白おかしく誇張している事もあるのかも。

保険金の受取人になっていると、保険金殺人の疑いありで、
警察も動くようだが、そうでない法的な遺産相続であれば、
多少は変だと思っても調べないみたい・・・。怖い、怖い。

2016年に大竹しのぶ主演で映画化され、
2019年には木村佳乃主演でTVドラマ化されている。

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銀座の中華料理屋「御膳房」

2023年11月12日 21時52分59秒 | 日本食べ歩き / JAPANESE RESTAURANT

入口からして高級感があふれている。
そのせいか・・・誰も入っていなかった(笑)。
まぁ12時前だったせいもあるかもだけど。
いや・・・やっぱり高いからだな。

           

住 所:東京都中央区銀座5-2-1 
     東急プラザ銀座11J
電 話:03-6264-5228
最寄駅:東京メトロ丸の内線等 銀座駅

<食したメニュー>

アフタヌーンティーセット 5800円。

<店内の雰囲気>

4人掛けのテーブル席やゆったりとした席もあり、
全78席もあるとは思えないけど。奥に個室もあると思われる。

<感想と評価>

飲茶のアフタヌーンティーって初めて。
まぁ日本じゃ普通のアフタヌーンティーも初めてなんだけど。
インドで何回か行ったんだけど、
お作法としては下から順番に食べるんだよね。

一番下の段。点心が4点なんだけど、
どれもすっごく美味しかった。
高級中華料理だけある。

2段目。ごまだんご、大根もちなど4点。
これもすっごく美味しんだ。
なんて言うか全てが優しい味なの。
温もりに包まれているような・・・。
なんだか料理の味の表現としてはふさわしくないような
感じなんだけど。本当にそんな感じなんだもの。

最上段はやっとデザート。
ブルーベリームースとエッグタルトとフルーツ。

量的には少なめなんだけど腹八分目って事もあるし。
もっと食べた~い。と思わせてナンボやね。
こんなに美味しかったらディナーも凄いんだろうな。

 評価は◎(美味しゅうございました。)
      (3段階、◎:おすすめ ○:まぁまぁ ●:う~ん)

■お断り■
 味に関しては、間違いなく主観でしかありません。(100%!)
 同意見・反対意見など、あると思いますが、
 あくまでも、私の味覚に合うかどうかなので、
 気にしないでください。あしからず。

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日本橋のカフェ「イシヤ・カフェ」

2023年11月11日 21時53分59秒 | 日本食べ歩き / JAPANESE RESTAURANT

北海道のお土産と言えば「白い恋人」である。
まぁ他にもたくさんあるけど、元祖はこれであろう。

その石屋製菓のカフェがコレド室町にある。
ここのパンケーキが有名なので行ってみたのだが、
想像以上の驚きと感動が待っていた。

           

住 所:東京都中央区日本橋室町3-2-1 
     日本橋室町三井タワーCOREDO室町テラス1F
電 話:03-6265-1143
最寄駅:東京メトロ半蔵門線線等 三越前駅

<食したメニュー>

イシヤパンケーキ(マロン&ハスカップ)ドリンクセット 1970円

<店内の雰囲気>

 

室町テラスの1Fのカウンター席から通りを見たところ。
カウンター席、2人席、4人席と全30席。
カウンターが景色がいいのでお勧め。

入口にはショーケースがありお菓子も販売している。

<感想と評価>

パンケーキは10分ほどかかると言うことで先に珈琲が来た。

じゃじゃ~ん!

周囲のセロファンを取ってくれるのだが、
ここが見どころで、動画の用意を待ってくれる。

セロファンを取り除くと・・・
お見事! とろ~りとクリームとソースがとろける。

これは動画に収めるべき、芸術である。

感動が冷めやらぬうちに食べよう。

ナイフで4つに切る。中央にハスカップのアイス。
パンケーキは2枚で固め。生地は薄味。
そしてアイスの周りは濃いマロンクリーム。
全体的に甘さ控えめで薄味。

それでも3/4ほどで私はお腹いっぱいになっちゃった。

 評価は◎(まさに芸術。)
      (3段階、◎:おすすめ ○:まぁまぁ ●:う~ん)

■お断り■
 味に関しては、間違いなく主観でしかありません。(100%!)
 同意見・反対意見など、あると思いますが、
 あくまでも、私の味覚に合うかどうかなので、
 気にしないでください。あしからず。

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「ダイイング・アイ」東野圭吾

2023年11月10日 21時44分59秒 | 本 / BOOKS

2007年刊行の東野圭吾の推理小説。

バーテンの雨宮慎介(30歳)が被害者のような、
加害者のような、探偵のような役回り。

慎介は勤務するバー「茗荷」の閉店間際にやって来た初めての男、
この最後の客を送り出し店を閉めて出たところを、
後ろから鈍器で頭を殴られ昏倒する。

2日後、昏睡から目覚めた慎介は記憶の一端が欠落している事を知る。
1年半前、自転車の通行人:岸中美菜絵を車で跳ね死亡させた事を。
殴打されたショックからか、忘れたいと思っていたからか、
その時の記憶がない。

慎介を殴打した犯人はその時の被害者の夫:岸中玲二で、
慎介が死亡したと思い込み、殴打後に自殺していた。

慎介は失った記憶を取り戻そうと周囲の人々に話を聞く。

バーの閉店後、泥酔した常連客を車で送った帰り道、
借りた車だと言う事もあってか自転車の岸中美菜絵を跳ねてしまった。
急ハンドルを切った事で避けようとした後続の車が、
跳ね飛ばされた美菜絵に突っ込み死亡させてしなったのだった。

岸中玲二は慎介を襲ったのだが、もう一人の加害者には、
何もしていない・・・。実際に美菜絵を死亡させたのは、
後続車を運転していた木内晴彦だと言うのに。

仕事に復帰した慎介は元の同僚やホステスたちから、
木内の情報を聞き出し調べ始める。

ある日「茗荷」に得体のしれない女性客がやって来る。
慎介はその女性に心を奪われる。そしてその女性に
操られるようになっていく。

この女性の正体は? 何のために慎介の前に現れたのか?
少しづつ戻り始めた慎介の記憶が完全に戻った時、
想いもよらない事故と事件の真相が解る。

2019年にWOWOWでドラマ化された。
雨宮慎介役は三浦春馬、岸中玲二役は柿沢隼人、岸中美菜絵役は
高橋メアリージュン、木内晴彦役は淵上泰史。

謎の女性にいいようにもてあそばれる慎介が、
いい気味でもあったのだが、実際にあったら背筋がぞっとする。

交通事故の加害者は死亡事故を起こしたとしても、
罪悪感を感じるどころか、自分は悪くない、
自分も被害者だと思うところがあるようだ。
この小説では・・・かも知れないけれど。

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沈黙のパレード

2023年11月09日 21時52分59秒 | 映画 / MOVIE

2018年刊行の東野圭吾の推理小説。
探偵ガリレオシリーズの第9弾の長編。

2022年に公開された映画ガリレオシリーズの第3弾。
通常、原作と映画は違っている事も多いのであるが、
この作品は登場人物が多いので映画の方が解りやすかった。
本だと、名前が苗字とファーストネーム、あだ名だったりして、
同一人物なのか?迷うところもあるのだが、
映画では顔で判断できるから解りやすいのである。

東京の郊外・菊野市の食堂なみきやの娘・沙織が失踪し、
3年後に全く関係のない静岡県の火災現場で
遺体となって発見される。

現場では沙織の他に家の主であった老婆の遺体も発見され、
警視庁の草薙刑事が捜査にあたる。

その家の息子・蓮沼が逮捕されるが、蓮沼は23年前にも、
少女を殺した容疑で逮捕されていたが、完全黙秘を貫き、
証拠不十分で無罪となっていた。

その事件を担当していた草薙は苦い思い出から、
なんとか蓮沼を有罪にしようと証拠を固めて行くが、
蓮沼はまたしても完全黙秘し釈放されてしまう。

湯川は菊野市にある大学の研究部門に勤務しており、
食堂の常連でもあり毎年行われている仮想パレードを見物し、
パレード当日に死体で発見された蓮沼の事件に関与していく。

誰が、どんな手段を使って、蓮沼を殺したのか?

湯川は現場の状況や死体の状態から推理を始める。
やがて湯川はなみきやの沙織の事件と23年前の事件の間に、
結びつきがある事を探り出し、蓮沼殺しの真相に到達する。

蓮沼殺しのからくりがわかったのが映画の半分くらいで、
このままじゃ終わらないよ・・・と言うのが解るのだった。

沙織は祭りで歌った歌が認められて夢だった歌手になるために、
音楽家の元でレッスンしていくのだったが、
よりによって恋人ができた事で歌よりも家庭に入りたいと
あっさり夢を捨ててしまう事が背景にあった。

現代では、スターも結婚もして子供も持つのは当たり前だし、
デビュー前に歌手の夢をあっさりすてて家庭に入るってのは、
どうだろうか・・・と思う。才能は認められていたわけだし。

結婚はその気になればできる事だし、
デビューはその気になってもでもできない事なのに。
その辺が気になった。

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秋葉原のラーメン屋「忍者」

2023年11月08日 21時44分59秒 | 日本食べ歩き / JAPANESE RESTAURANT

久しぶりの二郎系ラーメンである。
この黄色い看板がまぶしいわ!

麺の量は普通で200gらしいのだが、
200gまでならイケルかも・・・と思い挑戦。

           

住 所:東京都千代田区神田松永町17-3 
     秋葉原妙見屋ビル1F
電 話:03-5207-2779
最寄駅:JR山手線等 秋葉原駅

<食したメニュー>

ラーメン 880円

カウンターは半分くらい埋まっており、
空席があったので入口の券売機で購入してそのまま着席。
麺の量などは聞かれなかった。トッピングは?
いつものように「ニンニク少し」後は普通で。

<店内の雰囲気>

L字カウンター11席。

スタッフはベトナム人と思われる若者が2人。

<感想と評価>

他の二郎系より盛りは少なめか?
手前がニンニク少し、もやし多めとキャベツ、
向こう側に豚(チャーシュー)が2枚。

横から見たところ。それほど盛り上がっていない。

麺が太め。スープは上澄みが薄味だったのだが、
底の方が濃かった(普通の二郎系)ので、
モヤシなどと一緒にかき混ぜてみた。
豚は脂身が多かった。
 
まぁ普通に完食したのだった。

カレーマヨと言うトッピングがあるのだが、
初回はこう言う変わった物は試さない派なので。
もう一度行くかと言われると・・・
私は新規開拓派なので特別な事がない限りリピートはしない。

 評価は○(普通の二郎系。)
      (3段階、◎:おすすめ ○:まぁまぁ ●:う~ん)

■お断り■
 味に関しては、間違いなく主観でしかありません。(100%!)
 同意見・反対意見など、あると思いますが、
 あくまでも、私の味覚に合うかどうかなので、
 気にしないでください。あしからず。

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真夏の方程式

2023年11月07日 21時44分59秒 | 映画 / MOVIE

東野圭吾の推理小説でガリレオシリーズの第6段で、
シリーズ3作品目の長編小説。2011年発行。

2013年に映画化された福山雅治主演(ガリレオ:湯川学)を観た。
草薙刑事は北村一輝。

湯川が美しい海辺の町を仕事で訪ね、
そこで起きた殺人事件から過去の事件までを解いていく。

この映画のテーマは「一事不再理」である。

これは「同一刑事事件について確定した判決がある場合には、
その事件について再度の実体審理をすることは許さない」
と言う事である。

夏休みのある日、小学4年生の恭平は、
両親が多忙のため親戚が旅館を経営する瑠璃ヶ浦に行くが、
列車の中で湯川と遭遇する。

湯川は海底鉱物資源開発の説明会に招かれ行く途中だった。
開発会社の経費で呼ばれてはいたが、学者として中立の立場で
物事を見たい湯川は予約されたホテルではなく、
恭平の伯父の旅館に宿泊する事にした。

そこで・・・宿泊客が転落死してしまう。
酒に酔って岸壁から転落したと処理されそうになったのだが、
人物が東京の元刑事だった事から事故死はありえない、
何かが隠されている・・・と。

子供が近くにいると蕁麻疹が出るというほど大の子供嫌いの湯川が
恭平とは気が合ったようで、一緒に実験をしたり勉強を教えたりする。

湯川は元刑事の死因が一酸化炭素中毒であった事から、
その原因を想像し推理して行く。

元刑事はなぜ瑠璃ヶ浦に行ったのか?
なぜ事故死に見せかけて殺されたのか?

草薙は16年前に元刑事が扱った事件から、
瑠璃ヶ浦との関係を暴いていく。

16年前の事件は犯人も逮捕されており、
服役した犯人は出所していた。
しかし元刑事はその事件に疑問を持っており、
自分が逮捕した犯人が誰かの身代わりになったのではないか、
と独自に調べていた。

湯川は真相を突き詰めて行くが、思いもよらない展開に・・・。
そしてその事件の真犯人が判るのだが・・・

16年前の事件はすでに終わっており、
今になって真犯人がわかったところで、
何もできないのである。

その真犯人が憎むべき凶悪犯ではないけれど、
でもなぁ・・・殺人を犯しているわけだし。
16年間、苦しんだとはいえ・・・・。
と、なんだかスッキリしないのだった。

しかも殺人を犯した犯人が何も知らない自分の身内に
片棒を担がせたと言うのは、やっぱりしっくりこないなぁ。

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池袋のイタリアン「ドナ」

2023年11月06日 21時09分59秒 | 日本食べ歩き / JAPANESE RESTAURANT

池袋の西側に地下にある東武ホープセンターにある。
行ってみて知ったのは、椿屋珈琲店のグループである。
こだわりは自家製のセモリナ粉100%の生パスタ。

           

住 所:東京都豊島区西池袋1-1-30 
      東武ホープセンターB1F
電 話:03-5953-6811
最寄駅:JR山手線等 池袋駅

<食したメニュー>

今週のスパゲッティ キノコと大葉 1023円

<店内の雰囲気>

 

こじまりとした40席は、カウンター席とテーブル席。

<感想と評価>

サラダは、ほぼレタス。なんかコーンとか彩りがあってもいいな。

生パスタなのでアルデンテとはいかない、固めだけど。
あっさりしてるけど、まぁこんなもんでしょ。

珈琲はさすが珈琲店だけあって美味しかった。

 評価は〇(可もなく不可もなく。)
      (3段階、◎:おすすめ ○:まぁまぁ ●:う~ん)

■お断り■
 味に関しては、間違いなく主観でしかありません。(100%!)
 同意見・反対意見など、あると思いますが、
 あくまでも、私の味覚に合うかどうかなので、
 気にしないでください。あしからず。

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「回廊亭殺人事件」東野圭吾

2023年11月05日 09時52分59秒 | 本 / BOOKS

1991年発行の東野圭吾の推理小説。

一ケ原高顕と言う大富豪が死に、遺産を巡って家族が一堂に会す。
回廊亭と言うのは一ケ原高顕の持ち物でそもそもは旅館なのだが、
心中事件が起きてからはお客が寄り付かなくなった。
建物と建物が廊下で繋がっているので回廊亭と呼ばれており、
中心には池と庭がある。

一ケ原高顕は妻子がいなかった。
死後半年が経過し遺言状が公開される事になり、
弟の蒼介、異母兄弟の直之、曜子、配偶者や娘、
そして高顕の親友で信頼を寄せていた本間の妻:菊代。

半年前の心中事件とは・・・・高顕の秘書であった桐生枝梨子が
恋人の里中二郎に首を絞められ、二郎は火を放って服毒自殺した。
枝梨子は大やけどを負ったが一命をとりとめたのだが、
失意のあまり後追い自殺をしていた。

ところがである。枝梨子は自殺したと見せかけて生きており、
病死した本間菊代に成りすまし変装して乗り込んできたのだった。

枝梨子は眠っていたため二郎に首を絞められた時の事を
良く覚えておらず、二郎が自分を道連れにしようとした事に、
疑問を感じていた。二郎は誰かに殺された・・・。
その犯人を暴くため、回廊亭に乗り込んで来たのだった。

枝梨子の変装は完璧で、声色や言い回し、動作など、
全てが老婆そのものであったため全員が騙されていた。

枝梨子は独自の方法で犯人を誘き出そうとするが、
遺言書公開を翌日に控えた夜、回廊亭で殺人事件が起きる。

 枝梨子は二郎を殺し自分をも殺そうとした犯人が、
 真実を隠すためにまたも殺人を犯した事で、
 遺産を狙う人物を追い詰めて行くのだが、
 最終的に、え? と言うような人物が犯人だったのと、
 そういう結末? と、ちょっと・・・と思った。

2011年に常盤貴子主演でTVドラマ化されたが、
主人公は本間菊代に変装した枝梨子ではなく、
本間菊代の娘と言う設定になったいた。
完璧に老婆役はできないよね(笑)。

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大手町の新潟料理屋「よね蔵」

2023年11月04日 21時09分59秒 | 日本食べ歩き / JAPANESE RESTAURANT

我が故郷、新潟料理の店である。

新潟料理ってなんだろう・・・?
新潟県は南北に長い地形でであるので、地域によって違いがある。
私が生まれた上越市は南部で長野県にほど近い。

近年、出回っている「タレカツ」は上越地方では聞いた事がない。
料理ではないが米、酒を別にすれば最も有名なのは、
「笹団子」だろう。「笹寿司」「タケノコ汁」あたりも懐かしい。

で、コンセプトは「うまい新潟を全国に発信する」。
いいじゃない。どうも佐渡料理みたい。

           

住 所:東京都千代田区大手町1-7-2 
     東京サンケイビルB2F
電 話:03-6271-8630
最寄駅:東京メトロ丸の内線等 大手町駅

<食したメニュー>

日替わり定食(鯖の煮つけとメンチカツ) 1100円

メンチカツは新潟料理ではないだろうけど(笑)
一番安いメニューがこれだったし鯖好きなので。

<店内の雰囲気>

 

入口から細い通路を進む。カウンターや2人席も多い。 
オフィス街だからランチに大勢で来ると言うより、
1人で来る人がおおいのかな。私もだけど。

全87席。結構広い。

<感想と評価>

ご飯はお釜に入っている。久々に美味しいと言えるご飯。
さすがは新潟県産(たぶん)。かるく2膳分。
味噌汁は大きなお椀で鮭のあらが入っていた。けっこう薄味。

鯖の煮付けが濃い味付けだったので味噌汁が薄めで助かる。
鯖には大根おろしと檸檬、はしかみ生姜までついている。
いやぁ手抜きナシで恐れ入る。しかもメンチカツまで・・・。
これで1100円。他のメニューは高めなので日替わりがよい。

 評価は◎(大満足。)
      (3段階、◎:おすすめ ○:まぁまぁ ●:う~ん)

■お断り■
 味に関しては、間違いなく主観でしかありません。(100%!)
 同意見・反対意見など、あると思いますが、
 あくまでも、私の味覚に合うかどうかなので、
 気にしないでください。あしからず。

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容疑者Xの献身

2023年11月03日 21時38分59秒 | 映画 / MOVIE

2005年に出版された東野圭吾の推理小説、
ガリレオシリーズの第3段で直木賞受賞作品。

小説の方は面白く読んでいたが、
今回、2008年公開の映画版を観た。

そもそもガリレオこと物理学者の湯川学は、
佐野史郎をイメージして書いたと聞いている。
映画版では福山雅治であるが・・・・
カッコ良すぎるだろ(笑)。

そして湯川が天才数学者と呼ぶ大学の同級生で、
今回の主役である数学にしか興味がなく、
学生時代から外見を全く気にしなかった男:石神哲哉は、
私のイメージ的には清潔感がなく服装にも髪型にも無頓着で、
他人からどう思われようと気にしない男・・・
演じるのは堤真一・・・・いや、ちゃうやろ。
もっとなんて言うか、誰が相応しいかと言われると、
難しいけど。

でも観て思ったのは、堤真一があの風貌でできる限り
カッコ悪い男を演じきっていたと言う事だ。
報知映画賞の主演男優賞だけど、
日本アカデミー賞でも良かったと思う。
2003年度はおくりびとの本木雅弘だったけど、
私は堤真一だな。

2012年に韓国版、2017年の中国版が制作され、
インドでも映画化されるらしい・・・
女優はカリーナ・カプールらしいけど、
肝心の天才数学者役は誰や? 観たい。

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飯田橋のカフェ「キャナルカフェ」

2023年11月02日 22時01分59秒 | 日本食べ歩き / JAPANESE RESTAURANT

飯田橋の駅近で神田川に面している、
雰囲気サイコーのカフェ。

神田川の向こう側には総武線が走る。
無茶苦茶いい感じなのである。

が・・・・

入口にピッツァを焼く釜があり、右隣のカウンターで注文し支払う。
乾きものはその場でもらい、ドリンクは右側のカウンターで受け取る。
その他の料理はブザーで呼び出されるので、
入口から遠い席になると大変。

それから支払いはクレジットカードやペイペイは使えない。
なんと、このご時世に・・・。
と言うわけで、雰囲気はいいが、長居したり、
仲間と楽しむにはちょっと問題がある。

           

住 所:東京都新宿区神楽坂1-9 
電 話:03-3260-8068
最寄駅:JR総武線等 飯田橋駅

<食したメニュー>

モスコミュール 770円、ミックスナッツ 590円、
フィッシュ・アンド・チップス 770円、パスタ 940円、
ピッツァ(フォルマッジ) 1470円

<店内の雰囲気>

手前には予約可能なスペースがあり、
なんかパーティやってた。花火もそこから。

全150席。

<感想と評価>

モスコミュールとミックスナッツ。袋入りだよ。

ナチョス。箱入りだよ。

パスタはさすがに瀬戸物の器に入ってたけど、
フィッシュ・アンド・チップスも箱入りだよ。
ちなみにパスタはまぁまぁ。

写真を撮り忘れたけど、ピッツァは美味しかった。

 評価は○(雰囲気を楽しむ店。)
      (3段階、◎:おすすめ ○:まぁまぁ ●:う~ん)

■お断り■
 味に関しては、間違いなく主観でしかありません。(100%!)
 同意見・反対意見など、あると思いますが、
 あくまでも、私の味覚に合うかどうかなので、
 気にしないでください。あしからず。

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「美しき凶器」東野圭吾

2023年11月01日 21時09分59秒 | 本 / BOOKS

1992年発行の東野圭吾の推理小説。

私の好きなスポーツものである。
ある屋敷に4人の男女が忍び込む。
家主に見つかり格闘となり、家主が持ち出した拳銃で、
家主を射殺してしまう。そして屋敷に放火する。

家主はスポーツドクターの仙堂で、謎の多い人物だった。
仙堂の屋敷には併設された施設があり、
そこにこれまた謎の人間が軟禁されていた。
放火の際にその人間は施設から逃げ出し、
仙堂の仇・犯人である4人を殺すために街に出る。

犯人の4人は安生拓馬、丹羽潤也、日浦有介、佐倉翔子で、
それぞれオリンピックで活躍した元選手だった。

4人は仙堂の元でドーピングに手を染めており、
その証拠となるデータを奪うために屋敷に忍び込んだのだった。

施設で軟禁されていたのは、仙堂がドーピングにより育成した、
超人的な体格と身体能力を持つ外国人の女子選手である事がわかるが、
詳しい事は知られていなかった。

施設で入手した4人の住所と名前を手掛かりに、
女子選手は東京へ向かう。

女子選手は超人なので予想できない(人間技ではない)
行動で4人を追い詰めて行く。

またこれも、思いもよらない結末へ向かうのだが・・・
アンチ・ドーピング機構の人の仕事って警察が犯人を追うのと同じで、
犯人捜し、証拠探しなのね。

「ドーピングは犯罪だ!」と言う台詞に私が思ったのは、
「オーバー・ステイは犯罪だ!」である(笑)。
オーバー・ステイとは、外国に滞在するためには、
ビザと言う物が必要である。日本人はビザなしで滞在できる
国(日数制限あり)が多いためビザには無頓着だろうけど。

私が住んでいたインドでは滞在にビザは必須である。
故意に期間を過ぎても滞在している人がいたが、
「オーバー・ステイは犯罪だ!」と言いたい。
見つかれば基本的には日本へ強制送還だし、
悪質と判断されればビザが取得できない事だってある。

話を戻して・・・ドーピングは悪い事である。
記録を伸ばしたいと言う理由やオリンピックに出場したい
と言う理由から薬物を使用する人がいる。
そこまでして記録を伸ばして嬉しいのかね・・・・。
スポーツマンシップにのっとり! じゃないのかな。

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