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先の記事でご紹介した「鯖の味噌煮」を簡単に照りよく仕上げる作り方です。
実は昨日、わたしの若いお友だちが、彼女のブログに鯖味噌をUPしました。
若いのに鯖味噌を作るなんて、素晴らしい
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おねいさんは、お料理を作る若い女の子が大好きだから、すぐに応援したくなるの。
彼女のブログに「あと今一歩!」と書かれていました。たしかにそうかも。
お料理は、その一歩がわかると、ぐんと上手に楽しくなります。
だから、その一歩を応援するポイントをここでご紹介しますね。
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「海風流の鯖の味噌煮」
以前に、「役立つお料理のワザ!」 カテゴリ 「目鯛のあらの煮付け」
にも書きましたが、魚の煮付けが上手にできない方は、
たいていお水の入れすぎが多いんです。
水分の多い煮汁で魚を煮ると、煮詰まって煮汁がおいしくなる頃には、
魚に火が通りすぎ、魚から水分が抜け、ぱさぱさした煮魚に仕上がります。
魚は、煮すぎたらおいしくありません。魚の煮上がり時間を考えて、
煮汁を最初から濃い目にしておくのがポイントです。
失敗する多くの方は、水を多く入れた上に、煮汁が煮詰まるまで待てずに
魚を上げてしまう。それで、なんだか水っぽい煮魚になるわけです。
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「あさぬま」の2枚おろしの鯖です。片側には、中骨が付いています。
先日作った「鯖のカレー風味揚げびたし」では、この中骨を取って使いましたが、
鯖味噌のときには、つけたまま使います。
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海風流の簡単!焦げない照り照りの鯖味噌煮は、こんにゃくも使いますよ。
今月はこんにゃくもお買い得ですから、どんどん使ってくださいね。
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こんにゃくは、波型の斜めそぎ切りにします。
包丁を上下に細かく動かしながら、そぎ切りにするだけです。
やってみたら簡単なので、やってみてね。
こうすると、こんにゃくが鍋肌につきにくくなる上に、味もしみやすいんです。
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味噌煮のお味噌は、赤だしがおいしいですよね。今日はこれを使いました。
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できたら、底浅の口の広いお鍋を使うといいですよ。
煮魚の好きな方は、こんなお鍋をひとつ買っておくと便利です。
[作り方]
酒、砂糖、赤味噌、醤油、生姜(今日はおろし生姜を入れてます)を入れ、
水は、煮汁が焦げない程度に、少しだけ入れて沸騰させます。
(その分、お酒を多めに使います)
水を入れすぎなければ、すぐに煮汁が泡立ってとろんとしてきます。
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すかさずすぐに、こんにゃくを入れてください。
鯖の下にこんにゃくを入れることで、鯖の身が鍋肌に直接触れないので、
焦げ防止になります。
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すぐに鯖も入れましょう。片側を三枚に削ぎ切りし、十字に包丁を入れてあります。
焦げないとはいえ、煮汁が濃い目ですから、手早くしないと焦げますよ。(笑)
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アルミ箔などで、必ず落し蓋をしてから、お鍋の蓋もして煮ます。
煮汁が吹きこぼれず、魚には回るぐらいの火加減に調整してね。
煮汁が濃いので、お鍋の傍を離れずに、ちゃんと見張っていましょうね。
お鍋の蓋を開けてみて、煮汁が魚の表面に回ってなかったら、
煮汁をすくって、二度ほど魚にかけてあげましょう。
万一、煮詰まりすぎて焦げそうになったら、お水を少しだけ足すこと。
5分~10分ぐらいで出来上がります。
魚の煮物は、お砂糖を(甘いかな?)と思うくらいに入れたほうがおいしいです。
とろんとした照り照り煮汁を上からかけて、こんにゃくもとってもおいしい
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秋の味わい、「鯖の味噌煮」をどうぞ召し上がれ。
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