クラウンマーヤ&ウィン 「えこ・あぐりまーと」にて
さて、産業祭で大活躍してくださったクラウンマーヤ&ウィンを
八丈島観光にあちらこちらお連れしましたよ。
その中で、クラウンマーヤ&ウィンから特にリクエストがあったのは
どこだと思います?
「八丈島名産 くさや」 八丈島郷土料理 「梁山泊」さんで撮影
ご存知八丈島のくさやです。
実は、クラウンマーヤ&ウィンのリクエストは、くさや加工場の見学でした。
梁山泊さんでもおいしい焼きくさやを堪能しましたが、
加工場を見に行きたいとのことでお連れしました。
※この後には、くさや液の画像が出てまいりますので、
苦手なかたはご覧にならないでくださいね。
好奇心旺盛、怖いもの見たさ、くさやに興味のあるかたはとくとご覧ください。
三根の「丸十水産」さんでは、くさや加工場の見学をさせてくださいます。
※ご希望のかたは、電話でご予約の上いらしてくださいね。
江戸時代から続くクサヤ液です。
※インパクトが強いので、画像を小さめにしました。
クサヤ菌で発酵して、表面が白い泡状になっています。
その昔、八丈島では「塩年貢」をお江戸に納めておりました。
お米に代わって塩を納めていたのです。だから塩は貴重でした。
魚の干物を作るのに、同じ塩水をくり返し使っていると、
それが発酵して、干物の味がさらにおいしくなることを発見しました。
そうしてできたのが「くさやの干物」です。
よく勘違いされるのは、この液に魚の内臓などを入れるという話です。
クサヤ液には魚の内臓は入れません。
塩水だけを同じ液に足していくのです。
※最近では味に旨味を増すために、りんごの皮などは入れるようです。
表面のアクをすくうと、液はこんな色をしています。
丸十水産さんのクサヤ液の色です。茶色いですね。
以前にテレビ局が取材にみえて、この液を持って行かれたそうです。
放映を見て驚いたのは、他のくさや屋さんの液と並べてられてあり、
各くさや屋さんで色がすべて違ったそうです。
赤っぽい液のくさや屋さんあり、黒っぽい液のくさや屋さんあり。
漬ける魚の種類の割合で変わるのでしょうか?不思議ですね。
だからひとくちに「くさや」といっても、
各くさや屋さんで微妙に風味や味が違うのですね。
魚をくさやに加工すると味と風味が増しますが、
栄養価もずいぶん上がるのだと教えていただきました。
なんと!カルシウムは11倍になるそうですよ!
最近ではくさやに関する分析・研究が進み、
いろんなことがわかってきたそうです。
加工することによって、二日酔いに効く新たな成分も生まれるそうです。
お酒の肴のくさやには、朗報ですね!
くさやをたくさん食べてお酒を飲んだら、二日酔いしないかも~?
本日は、八丈島のくさや屋さんをレポートいたしました。
◎スーパーあさぬまにも「くさや」はもちろん置いてございます。