八丈島のおいしい暮らし

毎日のごはん作りと島暮らしに役立つ情報を
八丈島のスーパーあさぬまからお届けしています

八丈島のくさや

2008年03月27日 11時25分59秒 | 島料理/島の幸

クラウンマーヤ&ウィン 「えこ・あぐりまーと」にて

さて、産業祭で大活躍してくださったクラウンマーヤ&ウィンを
八丈島観光にあちらこちらお連れしましたよ。
その中で、クラウンマーヤ&ウィンから特にリクエストがあったのは
どこだと思います?


「八丈島名産 くさや」 八丈島郷土料理 「梁山泊」さんで撮影

ご存知八丈島のくさやです。
実は、クラウンマーヤ&ウィンのリクエストは、くさや加工場の見学でした。
梁山泊さんでもおいしい焼きくさやを堪能しましたが、
加工場を見に行きたいとのことでお連れしました。

※この後には、くさや液の画像が出てまいりますので、
苦手なかたはご覧にならないでくださいね。
好奇心旺盛、怖いもの見たさ、くさやに興味のあるかたはとくとご覧ください。

三根の「丸十水産」さんでは、くさや加工場の見学をさせてくださいます。
※ご希望のかたは、電話でご予約の上いらしてくださいね。



江戸時代から続くクサヤ液です。
※インパクトが強いので、画像を小さめにしました。
クサヤ菌で発酵して、表面が白い泡状になっています。

その昔、八丈島では「塩年貢」をお江戸に納めておりました。
お米に代わって塩を納めていたのです。だから塩は貴重でした。
魚の干物を作るのに、同じ塩水をくり返し使っていると、
それが発酵して、干物の味がさらにおいしくなることを発見しました。
そうしてできたのが「くさやの干物」です。

よく勘違いされるのは、この液に魚の内臓などを入れるという話です。
クサヤ液には魚の内臓は入れません。
塩水だけを同じ液に足していくのです。
※最近では味に旨味を増すために、りんごの皮などは入れるようです。



表面のアクをすくうと、液はこんな色をしています。
丸十水産さんのクサヤ液の色です。茶色いですね。
以前にテレビ局が取材にみえて、この液を持って行かれたそうです。
放映を見て驚いたのは、他のくさや屋さんの液と並べてられてあり、
各くさや屋さんで色がすべて違ったそうです。
赤っぽい液のくさや屋さんあり、黒っぽい液のくさや屋さんあり。
漬ける魚の種類の割合で変わるのでしょうか?不思議ですね。
だからひとくちに「くさや」といっても、
各くさや屋さんで微妙に風味や味が違うのですね。

魚をくさやに加工すると味と風味が増しますが、
栄養価もずいぶん上がるのだと教えていただきました。
なんと!カルシウムは11倍になるそうですよ!
最近ではくさやに関する分析・研究が進み、
いろんなことがわかってきたそうです。
加工することによって、二日酔いに効く新たな成分も生まれるそうです。
お酒の肴のくさやには、朗報ですね!
くさやをたくさん食べてお酒を飲んだら、二日酔いしないかも~?

本日は、八丈島のくさや屋さんをレポートいたしました。

◎スーパーあさぬまにも「くさや」はもちろん置いてございます。
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産業祭打ち上げの八丈島料理

2008年03月27日 08時47分43秒 | 島料理/島の幸
みなさま、おはようございます!海風おねいさんです。
ずいぶん暖かくなった八丈島です。


クラウンマーヤ&ウィン(八形山フリージア祭り会場にて)

只今、「第42回八丈島フリージアまつり」 開催中です!

これは春の大嵐の翌日の写真なので、フリージアの花が倒れています。
そしてまだ全部のフリージアが咲き揃っていませんが、
そろそろ見ごろになってまいりますので、
これからご来島のみなさまはどうぞお楽しみに♪



産業祭で大活躍してくださったクラウンマーヤと、



クラウンウィンです!ちびっ子達に大人気でしたね。
予想以上の反響で、終始大勢のちびっ子達に取り囲まれ、
クラウンマーヤ&ウィンも「来てよかった!」と喜んでおられました。



クラウンマーヤ&ウィンが産業祭の打ち上げでご馳走になった島料理です。
打ち上げは公民館で行われ、島の婦人部のみなさまの手作りの島料理で
おもてなししていただきました。

島のおいしい魚の煮つけ、味噌漬け、フライ、さつま揚げや、
島のおいしい大根の漬物など、素朴で心のこもったお料理ばかりです。



金目鯛(キンメダイ)の煮付けです。
八丈島の金目鯛は網を使わない漁法で、東京ブランドの高級魚として大人気です。



鰹(カツオ)の刺身と飛魚(トビウオ)のたたきです。
こちらも八丈島の漁業を代表する魚です。
特にこの時期、島の漁業はカツオに明け暮れるといっていいほど
カツオ漁は盛んです。
釣りたてブリブリした活きのいいカツオは、産地ならではの味覚ですね。
クラウンマーヤ&ウィンも堪能していました。



少し前にご紹介した「島海苔」を甘辛に煮てご飯に混ぜた
「島海苔のおにぎり」です。こちらも素朴な島の味です。



モツ煮です。島では酪農も行われていますよ。



「花と緑のフェスタ2008」は、4月6日(日)まで行われています。
島外のみなさま、この機会にどうぞ八丈島へお越しくださいませ。
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八丈島のカツオ料理

2008年03月26日 13時38分26秒 | 島料理/島の幸


「第18回八丈島産業祭」会場で、
農産物だけでなく、海産物のコーナーもがんばってましたよ。
こちらは、八丈島を代表する魚、鰹(カツオ)について説明するコーナーです、



水揚げされたカツオの大きさを測る「銘柄測定板」です。
この測定板にカツオを乗せて、サイズ分けして出荷します。



カツオ料理のレシピコーナーもありました。



レシピをお持ち帰りできるようになってましたので、
おねいさんもすべてのレシピをいただいてまいりました。
この中から、二品ほどおいしそうなカツオ料理をご紹介しますね。
※ポスターをデジカメで写した画像ですので、画質が悪いのはお許しください。


「カツオユッケ」~カツオの刺身も韓流ブーム~

[材料]2~3人前
・カツオ 1/2身
・卵黄 1個
・小ネギ 1~2本程度
・白ごま 少々

●ユッケたれ
・醤油 大さじ2
・胡麻油 小さじ2
・みりん 小さじ1
・コチュジャン 小さじ1~2
・ラー油 小さじ1(お好みで)

[作り方]
1.柵(サク)にしたカツオを薄切りする。(5ミリ前後)
2.ユッケのたれの材料を混ぜ合わせる。
※辛くしたいときにはラー油を加える。
3.薄切りのカツオをユッケたれと絡め、5分ほどおいておく。
4.深めの容器に盛り付け、中央に卵黄をのせ、小ネギと白胡麻をかけて完成!

※召し上がるときには、卵黄を潰して混ぜ合わせてください。
ご飯との相性もよく、カツオユッケ丼としてもおいしく召し上がれます。


「かつおの黒胡麻パン粉焼き」~ちょっとリッチに洋風おつまみ~

[材料]4人前
・カツオ 1/4~1/2身
・パン粉、黒胡麻、サラダ油 適量

●漬けだれ
・麺つゆ、酒、酢 各大さじ2を合わせる

[作り方]
1.カツオを食べやすい大きさにスライスし、漬けだれに30程漬け込む
2.パン粉に黒胡麻を混ぜ、1のカツオの表面にまぶしつける。
3.フライパンに油をしき、おいしい焼き色がつくまで焼く。
いずれも簡単でおいしそうなレシピですので、どうぞお作りくださいね。

本日までの特売チラシは、こちらです。

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第18回産業祭の八丈島料理

2008年03月26日 11時31分03秒 | 島料理/島の幸
みなさま、こんにちは!海風おねいさんです。
本日は、先日行われた「第18回八丈島産業祭」に出品された島料理や
島の食材をご紹介したいと思います。



初日は風の強かった産業祭ですが、2日目は最高のお天気に恵まれ、
島内外から、大勢のお客様で賑わっていました。
各テント内では、様々な地物の食品の試食と販売が行われていました。



こちらは、きのこ研究会のテントです。
おいしい焼き立ての椎茸をご馳走になりました。



こちらは毎年大人気の八丈島の郷土料理「麦雑炊」の試食コーナーです。



大鍋にいくつも麦雑炊が炊かれていました。
八丈島の麦雑炊は、島のおいしい里芋と明日葉が入っているのが特徴です。
味付けは味噌仕立てで、好みで醤油を入れる人もいます。



産業祭2日目、朝の船で到着したバルーンアートのクラウンマーヤ&ウィンは、
朝食を食べる間もなく産業祭会場へ直行しましたので、
この麦雑炊を朝食にいただきました。
「お腹が空いてるでしょう」と、係の方が大盛りにしてくださいました。



他の試食品もいろいろといただきました。
明日葉のごま和え、明日葉とクサヤのマヨネーズ和え、はんばご飯、
飛魚のつみれ汁、ムロアジのメンチカツ、明日葉ケーキなどなど。



コミュニティセンター体育館内では、八丈島の観葉植物、園芸品の他に、
農産品も展示され、品評会も行われていました。
入り口のお花のアーチが素敵でした。



八丈島の農産物コーナーです。
お芋類、菜物が多く、他に豆類やキャベツ、人参などが展示されていました。



青ヶ島の特産品をご紹介するコーナーもありましたよ。



こちらは明日葉の品評会です。
優秀な生産者は表彰式で表彰されます。
どれもみんなおいしそうな明日葉に見えましたが、
その中でもより良い生産を目指して、品評されるのは素晴らしいことですね。

八丈島の特産品の品質向上と頒布のために産業祭は毎年春に行われています。

本日までの特売チラシは、こちらです。
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ぐるなびシェフの八丈島料理

2008年03月25日 11時27分14秒 | 島料理/島の幸


先日お知らせしました「ぐるなびシェフ」のクッキングショーへ行ってきました。



グルメ情報サイト「ぐるなび」でおなじみの下村邦和シェフです。
数々の素晴らしい賞を受賞されている人気のシェフです。
島の食材を使い、下村流にどんな風にアレンジなさるのか、
興味津々のクッキングショーでした。



当日は、「えこ・あぐりまーと」の会場に、多くの方々が集まりました。
巷で人気のシェフのお料理ショーを島内で見られるなんて、
お料理好きの方々にはたまらない企画です。



奥では婦人会の方々が下準備などをかいがいしくお手伝いされていましたよ。
下村シェフ自身が作られるお料理二品と、
下村シェフが提案されたレシピで婦人会の方々が作ったお料理二品、
合計四品のお料理が紹介されました。



下村シェフのお料理「飛び魚の辛味噌和え」を作っておられるところです。


下村シェフ製作

 飛び魚の辛味噌和え(ぐるなびレシピ)

豆板醤入りの辛味噌で和えた飛魚をセルクル(円柱の型)で抜いて、
緑の野菜をあしらい、オリーブオイルと醤油の使い方で、
おしゃれに見せた一品。

◎下村シェフのワンポイント・アドバイス
オリーブオイルは味噌とよく合うのでたっぷりふりかけ、
醤油をオイルの上に水玉のように落すとおしゃれなかんじになります。


下村シェフ製作

 アロエプリン(ぐるなびレシピ)

◎下村シェフのワンポイント・アドバイス
ゼリーは固めた後に湯せんすればある程度元に戻りますが、
寒天は一度固めると元に戻らないので、荒熱を取るときに注意してください。


婦人会製作(下村シェフレシピ)

 里芋の揚げ出し 明日葉あんかけ(ぐるなびレシピ)

そしてこちらは、下村シェフのレシピを頼りに、
婦人部の方々が作られたお料理です。
ショーの中で下村シェフが味見され、
婦人部の方々にアドバイスを差し上げるという構成でした。

◎下村シェフのアドバイス
明日葉が若干茹ですぎなので、もっと食感を残すとよい。
明日葉の量を増やすと、八丈島の宿のお料理としても使えると思う。


婦人会製作(下村シェフレシピ)

 春の茶碗蒸し~明日葉仕立て~(ぐるなびレシピ)

今回のショーのお料理の中で、おねいさんが一番惹かれたのはこのお料理です。
彩りが美しく、味も気になるので、ぜひ自分でも作ってみたいです。

◎下村シェフのアドバイス
かけてある「あん」が若干ゆるいので、もう少しあんにとろみをつけるとよい。
あんがゆるいと茶碗蒸しが水っぽく感じます。

人気シェフのさすがのお料理の数々、いかがですか?
みなさまもどうぞお作りくださいね!

そして、八丈島婦人部の奥様の絶妙な島弁トークが、
クッキングショーを明るく盛り上げていましたよ。
婦人部のみなさまと、お手伝いされていたパークホテルyamamomoさん
お疲れ様でした!
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