雀の手箱

折々の記録と墨彩画

櫻紅葉

2009年11月06日 | 日々好日
 生り年だった今年の柿の収穫も木守柿を三つずつ残してやっと終わりました。
 後の月が、葉もまばらの柿の古木の影を庭に線描で描くシュールな形も楽しみました。季節の進み具合もこのところ足早です。

 里の紅葉は、公孫樹の黄金の舞や、雲なす楓の紅にはまだ時間がかかりそうですが、櫻紅葉はもう今が盛りの鮮やかさで散っています。
 櫻は花が風情のある美しさを見せて鮮やかに潔いだけに、紅葉も他の樹木の紅葉とは異なる鮮烈な色合いを見せるように感じます。深い紅は櫨ともいろは紅葉のそれとも異なります。

 春にもまして、この季節は出かけることが多かった習慣も、このところの病院通いでお預けです。
 膝の痛みを軽減するための注射を両膝に、理学療法士の指導で、骨折以来、左右で異なる筋力を均一にするための体操指導を受けると、半日が潰れてしまいます。 手の固定装具も取れませんが、不自由にも慣れてきて、車の運転もできるようになりました。


 折りしも、待ち続けて捉えた櫻紅葉の枝に止まるカワセミを撮影した写真を送っていただきました。
 余りにも美しいカワセミの翡翠の色との対比ですので、お福分けで掲載します。