雀の手箱

折々の記録と墨彩画

冬をいただく

2009年11月18日 | すずめの百踊り
 大津絵を何とか仕上げたくて模索しています。本来の軽妙な洒脱さが表現できず、絵に描いた詞どおりの「ひょうたんに似たる思案の猿智慧で、いつ本心のなまず押さえむ」の有様です。

 「思考の整理学」で最近人気が復活中の外山滋比古先生も二十数年前にインプットしたものが突如蘇り花開くこともあるといわれていました。
 凡夫にも可能かどうかは計りがたいのですが、いつの日か鯰を抑えることができる日もくるかと諦めて、今は差し迫っては締め切りに間に合わせてねばなりません。
 寒さの到来とともに、味を増した冬の野菜を“いただく”ことにして、白菜、蕪に下仁田葱と手当たり次第です。
 あと1週間あまり、何を提出するか迷うことにします。まだ落款を押せない道の途中で模索中の野菜たちです。おいしいうちにいただかねばと焦っています。