雀の手箱

折々の記録と墨彩画

霜月の会

2009年11月29日 | すずめの百踊り
 カレンダーが平ぺったく壁に張り付くようになり、九州場所が千秋楽を迎えると、何とはなしに気ぜわしさを感じるこのごろ、朝夕の気温差で、庭の楓の色も急に濃くなってきました。
 剪定の終わった庭に散る錦のいろどりは、人の手では生み出せない華麗さです。

 昨日は作品の持ち寄りの日。あまりに色鮮やかなのを惜しんで、剪定で落とされた大きな枝を抱えられるだけ抱えて参加しました。思いがけない紅葉狩りをみなさん喜んでくださって、必要な方たちで分けて持ち帰りとなりました。

 追加の2枚を散々迷った挙句次の2枚にしました。
 折りしも、例年のように送ってくださった山形からのラ・フランサを、写生からはじめて納めた形です。色が描くたびごとに淡く綺麗に、送り主の気持ちを反映して昇華してゆきました。
 干し柿の方は、古い作品の焼き直しで描き改めたものです。