今年、この国は自然災害では厄年に当たるとみえます。2月初めの新燃岳の噴火にはじまり、3月には東日本に未曾有のM9の大地震と大津波が押し寄せ、それに起因する原発の事故によって放射能汚染と続き、今度は暦に忠実に台風12号が想定外の豪雨をもってきました。
紀伊半島を中心に多数の死者が出ています。古くから、立春から数えて二百十日目ごろは、野分の警戒日とされてきましたが、自転車並みの速度で大雨を運ばれたのでは被害も大きくなります。日をおって大きなものになる被害を、その状況を突きつける映像を悲しく傷ましい思いで見ています。
弟夫婦は8月27日に熊野古道を訪ねる南紀の旅に出かけましたが、台風接近を警戒し予定を1日短縮して帰宅したようです。
進みの遅い台風は、まだ北海道も窺っているようです。
熊野本宮でもかつて社のあった大斎原が水没したとか。那智大社も裏山からの土砂の崩落で被害が出ているようですし、那智の滝に張られたしめ縄も切れていました。(写真)
60代の初めのまだ元気だったころ、佐藤春夫の詩集を鞄に「あさもよし紀の国」の5月の穏やかな風景を楽しんだ遠い日を思い出しています。
有吉佐和子の「有田川」も大洪水が発端だったと記憶します。思いがけない悲劇に遭遇した方々に哀悼の想いを捧げるのみです。
画像はYou Tubeよりお借りしました。
紀伊半島を中心に多数の死者が出ています。古くから、立春から数えて二百十日目ごろは、野分の警戒日とされてきましたが、自転車並みの速度で大雨を運ばれたのでは被害も大きくなります。日をおって大きなものになる被害を、その状況を突きつける映像を悲しく傷ましい思いで見ています。
弟夫婦は8月27日に熊野古道を訪ねる南紀の旅に出かけましたが、台風接近を警戒し予定を1日短縮して帰宅したようです。
進みの遅い台風は、まだ北海道も窺っているようです。
熊野本宮でもかつて社のあった大斎原が水没したとか。那智大社も裏山からの土砂の崩落で被害が出ているようですし、那智の滝に張られたしめ縄も切れていました。(写真)
60代の初めのまだ元気だったころ、佐藤春夫の詩集を鞄に「あさもよし紀の国」の5月の穏やかな風景を楽しんだ遠い日を思い出しています。
有吉佐和子の「有田川」も大洪水が発端だったと記憶します。思いがけない悲劇に遭遇した方々に哀悼の想いを捧げるのみです。
画像はYou Tubeよりお借りしました。