雀の手箱

折々の記録と墨彩画

今日の模索

2011年09月28日 | すずめの百踊り
 秋の七草のうち、今日は葛で遊んでみました。その逞しさにかけては、クズなどとは言っておれない生命力です。
どこまでも延びる蔓はまわりの草木に這まつわって覆いかぶさります。いわば、迷惑な厄介者でもありますが、花は万葉人にも愛された濃い赤紫で、気品さえ感じます。
 道に落ちているのをつい踏みしだいては、「この山道を行きし人あり」とつぶやきながら、その季節が来ていると見上げて花を発見します。

 下は順に描いた10枚のなかから、6枚を選んで記録にとどめます。
 途中で気分転換に今、盛りを過ぎようとする忠実な時間守りの彼岸花と、収穫の稲をイメージで描いてみました。