雀の手箱

折々の記録と墨彩画

10月例会の支度

2011年10月19日 | すずめの百踊り
 次々の出来事に追われて、季節の移ろいを一番心豊かに味わう時をあわただしく過ごしています。
 それでも、今月の例会のための作品作りは、柿にテーマを絞って、色を使わず表現できないものかと、いろいろ試みています。
 墨だけの世界は緊張感がなくなりがちで、偶然生まれる墨の景色をどう活かすかが難しいのです。「まだ10年早い」と言われそうですが、10年は、本体の方が保てそうにないので果敢に挑戦です。これは一気の勝負ですから、意図のほかの、偶然の面白さにはまるとキリがありません。
 柿尽くしの毎日、もう食べ飽きて、体も柿色に染まりそうです。

 道路にはみ出している枝から熟して落ちる柿の迷惑を慮って、あるじが径10センチほどの枝を3本電動鋸で伐り落としました。
 ご近所に配り届けて、あとまだバケツに4杯残っていますす。まだ木にも鈴なりです。本当は収穫にはまだ少し早くて味が淡いのですが。思い立ったら、お構いなしの作業です。ちょうど郵便の配達にみえた方にどうぞと差しだしていましたが、荷物が一杯ですからお気持ちだけ有難くただきます。と断られていました。
 摘果も思うにまかせなくなり、生るに任せた実は小さくて、大壷に挿す分には格好の素材です。
 明日は、プールに行くついでに大きな枝を弟のところにも届けるつもりです。