雀の手箱

折々の記録と墨彩画

とりどりの秋

2011年10月23日 | 日々好日
 やっと雨が上がったので、零余子を採りに庭に出てみました。ツワブキが一気に背丈を伸ばして鮮やかな黄色が際立っています。
 ホトトギスが今盛りの時を迎えて、その名の通りの紫の斑点を誇示していました。いつからか勢力を伸ばしている園芸種の小さなホトトギスも咲き始めています。花活けにはこちらのほうが似つかわしくても、私の好みはやはり逞しい原種の葉も大きなホトトギスです。バッサリ切り取った後でカメラに収めることを思い立ちました。

 「紀伊上臈」の名前に惹かれて購入したホトトギスは、昨夏の猛暑で、痛めつけられてもう消えてしまったと諦めていましたが、一鉢だけ今年は何とか黄色い花を見せてくれました。上臈とはいえ、結構逞しいようです。

 今晩は零余子飯を炊くことにします。塩と酒を少しずつ入れていただきます。


今日の庭で見つけた秋