雀の手箱

折々の記録と墨彩画

春花彩々

2013年03月17日 | 日々好日

 季節の歯車が微妙にずれて、今年のソメイヨシノの開花宣言の1号は、鹿児島や宮崎ではなくて福岡でした。小倉城でも花が開き始めたようです。

 例年、2月の半ばごろが満開の土佐水木は3月に入って満開になるし、寒あやめも、クリスマスローズも遅れていましたが、北国並みに一斉の開花です。連翹は枝先に鮮やかな緑の葉を見せて散りかけています。

 梅の散った後の山桜桃梅もやがて花盛りを迎えます。この後が一連の椿の出番です。白の椿はもう終わってしまいましたが、紅の絞りの「獅子頭」をはじめ、八重咲きの大きな椿が存在感を示して誇らしげです。 中でも、可憐な淡いピンクの小さな椿、「春風」に会うとほっとします。

 散り始めた土佐水木に別れを惜しんでモデルになってもらいましたが、これは蝋梅同様にちと難しい花で、まだ絵になりません。

春花彩々