雀の手箱

折々の記録と墨彩画

芦屋釜の里

2013年04月08日 | 雀の足跡

 かんぽの宿に泊まった帰り道は、海岸線を、若松ゴルフ場の中を走るコースを採りました。

 まだ見学したことがないという娘の希望で、「芦屋釜の里」に立ち寄りました。
 この地は、茶の湯釜の名品として一世を風靡した芦屋釜の生まれ故郷です。現在、国の重要文化財指定の茶の湯釜9個のうち8個までが芦屋釜です。

 この庭園が開設された当初から、お茶会や、同窓会の帰りなど、何度か訪れていますが、行く度に整備が進み、植栽も大きくなり、周囲の自然としっくり調和してきました。

 3000坪の庭園に点在する四阿(アズマヤ)、蘆庵、吟風亭、立礼席の建物、といった茶道にかかわる建造物と、芦屋釜を展示し、その制作工程や歴史をビデオや資料を用いて解説する資料館、工房などで構成されています。

 繰りかえし試みられてきた室町時代の国宝の芦屋釜の復元が、高い完成度で出来上がったとして、最近は、しばしば新聞でも取り上げられ話題になっています。
 立礼席でおいしい抹茶をいただき、心豊かな時間を過ごしました。

「芦屋釜の里」

芦屋釜に関心がおありでしたら、少々長いのですが資料「芦屋釜の特徴と歴史」が大変要領よくまとまっていますので、ご覧ください。 その2 テキスト画像の上でクリックし隅の資格を斜めに引いて拡大してください。