毎月手入れに来る造園業者が、持ち山で掘ってきましたと筍を持ってきました。
まだ朝露を帯びたみずみずしい筍はほとんどえぐみもなく、時間が勝負と言っていた筍好きの姑の言葉を思い出しながら大鍋で早速ゆがきました。道の掃除や空き地の草をいつも気にかけてくれて、刈り掃ってくださる隣家に大きいものを選んで届けました。
こんなの食べられますかと言っていた手の平大の小ぶりの筍は、そのまま味噌汁の実にし、茹であがった筍は、庭の山椒の葉っぱを毟ってきて木の芽和えにしました。台所中に香り立つ擂鉢の山椒の香と鮮やかな緑の彩りが烏賊と筍に映えます。甘めの味噌が我が家の味です。
当分は、筍尽くしの日が続きそうです。次は急いでスケッチした筍たちです。
たけのこ