雀の手箱

折々の記録と墨彩画

暮春の花

2013年04月18日 | すずめの百踊り

 初夏の花といった方が当たっているかと思いますが、先代が残した鉢植えのデンドロビュームや、シンビジュームが花盛りで、切り花にして挿すと、部屋が一気に明るくなります。面倒になって植え替えもせず肥料と水を時々やるだけで、世話もしないのに健気に花を咲かせています。

 墨彩向きではないので、絵にするのは、苧環、都忘れや立浪草といった好みの小さな草花のほうが主ですが、存在感のある洋ランはそれだけで気分が引き立てられます。

 そろそろ蕗が食べごろを迎えます。一握りづつ折り取っては、筍と炊き合わせにしたり、うすく下味をつけて若布と一緒に梅味噌をかけて酒の肴でいただきます。まさしく初夏の味わいです。

季節の花

 今日は苧環を描きました。先日から「しづの をだまき 繰り返し」とばかり、しつこく追っていました。その中からの3枚です。