雀の手箱

折々の記録と墨彩画

文楽鑑賞

2016年03月08日 | 雀の足跡


 6日の日曜日は恒例の年1回の文楽公演に、戸畑市民会館まで出かけることができました。
 この会場は駅に隣接しているので便利です。
 今年の昼の部の演目は「団子売」と「心中天の網島」です。

 団子売りは初めて見る舞台でしたが、杵で突くしぐさや女房のかいがいしく、たおやかな姿に見とれました。動きの速い15分の人形の仕草はあっという間でした。



 天の網島は、現代では理解しがたい女同士の義理にせかれて心中にまで展開するというストーリーですが、人形振りで見ると、そうした無理もさておいて美しく義太夫の語りとともに引き込まれていきます。

 引退した竹本住大夫(人間国宝)に代わる若手中心の床も新鮮で力強く、楽しめました。

 今年会場入り口で出迎えてくれたのは、「釣女」の人形でした。ささやかな寄付に丁寧な仕草でお礼のご挨拶にも恐縮しました。





           天の網島 人形 紙屋治兵衛 吉田玉男(吉田玉女改め)

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