今月もお盆前に1週間だけでもと、東京から娘が帰省してくれました。いつもの珍しい食品や、ワインに混じって、今回は、金鳥の蚊取り線香を愛用するアナログ人間の夫のためのお土産がありました。
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思わず顔がほころぶ愛らしさです。幼い日、ブリキの金魚をぺこぺこ言わせて、お風呂でいつまでも遊んだ記憶がよみがえりました。
山が近い我が家は緑陰を渡る風はさわやかでも、当然やぶ蚊の名所で、出入の度に団扇ではたいても、どうしても蚊を連れてきてしまいます。蚊にも好みの味があると見えて、私にはあまり寄ってこないのですが、夫と娘にはしつこく近寄るようです。
祈りの月、八月に、豚に変わってこれからは煙の出具合も適当な愛らしい金魚のお目見えとなりました。
ところで、
人間様も お爺ちゃんであろうがお婆ちゃんであろうと
可愛げをなくすと、嫌われるでしょうね。
化粧品の宣伝では 顔のシワやシミを隠す効能はよく聴かされますが、可愛げをアップする効能あれば・・・、売り上げ倍増まちがいなしかも。
憎まれ口を叩いているようではあかんですな。
可愛げは、外から付け加えられるものではなく、、その大部分は天性のものでしょうが、この年まで来ると、「角が取れる」のではなくて、もはや角も軟骨同様にすり減ってきて、素直になってきます。むしろ、あの長谷川町子さんの意地悪ばあさんの気合が羨ましくさえなってきます。
最近は、「命長ければ恥多し」とのたまうた荘子をしみじみと尊敬しています。