雀の手箱

折々の記録と墨彩画

このごろ

2009年06月14日 | 日々好日
 描きたいものは次々でも、頭の中で思い描いているときと、形をとって出てきたときとは、異なっていて、もどかしい想いがしています。それでも続けるのはやはり、描くことが楽しみだからでしょう。

 収穫した“初夏”二題です。紫陽花は少し色が沈んでいますが、原画は紫の色がもう少し明るいようです。Gooに変更があって、理解ができないまま下書きに入れて、忘れていました。










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2 コメント

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お詫び (ふくら雀)
2009-06-20 06:14:59
丁寧な嬉しいコメントをいただいていたのですね。パソコンの不調と体調の不調が重なって1週間ちかくパソコンを閉じたままでした。
「もののあはれ」を閉じたので気楽になっていました。お返事もせずにごめんなさい。

蛙さんにいただくコメントは、画材は違っても同じ絵を描く仲間として、いつも適切でお気持ちのこもった温かいもので感謝しています。
仰るとおりで、見過ぎるとどうしても細部にこだわりが出て、ものの外側は写せても、そのものの本来持っている印象からはずれてきてしまいます。自分の感じたものを出すには、じっくり観た後はその印象で筆に聞いて作っていかなくては、弱々しいものになってしまうのですが、何処まで写すかその辺の兼ね合いに悩みます。見ないで描く時、いかに物を観ていないかを思い知らされますね。

先ほどたまねぎのつややかな姿を拝見しました。
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いい時間 ()
2009-06-15 16:05:57
 ふくら雀さん 楽しんで向かわれるご様子は
絵に表れています。 どれも、会心の作、たくさん口笛を吹いたことでしょうね。

 曇り日の憂鬱を吹き払うような黄金色が飛び込んできました。ここのギャラリーへ毎日伺っていたのです。
 もいだばかりの枇杷の実 身を寄せ合うような籠の中。うぶ毛、ジューシーな香り、すする音。とても豊かな絵です。 配置もいい。
 竹を割いてつくる籠の、節や触感を思い出し。 添える葉っぱ、ろばの耳。
  
 堅い青梅、記憶もよみがえる酸味や匂い。実のしまり。ほのかに紅を差して。
 さあ! 梅仕事が待っています。

 七変化するアジサイに、御研鑽の証しを見ます。 花器も佳い。 
見ないで描く。仰る事がよくわかります。
見過ぎて、どんどん壊れていく。 お任せモチーフ。自分が描きたいものを描かなければと。悲哀をいつも味わっております。公開するのも後悔して。
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