SHABATON（しゃばとん）＠奈良市六条町：豚そば（野菜あり）

どこもかしこもが花盛りな四月最初の土曜日。カメラを携え、あちらこちらでサクラと、そのほか春の花を撮って回る一日。昼メシにはどこ行こうか？極端な行列に並んで時間を費やしたくはない。

 ということで、本日の選択肢は「しゃばとん」。先週は「がむしゃら」だった。断っておくが、私はムテッポーを愛してはいるが、決してムテッポーの回し者ではない。って誰に言い訳しているんだオレ。

豚そばをノーマルで行くか、野菜レスにするか、他のメニューもご無沙汰だし...とひとしきり迷ってみる。

結局、原点回帰で「野菜が普通にある」豚そばを選択することにした。ココ「しゃばとん」では券売機に 専用のボタンがあるわけではないが、豚そばには「野菜レス」という注文がいつの頃からか定番化している。その「野菜レス」、要するに標準的な豚骨ラーメンになる（っていっても、あくまで無鉄砲グループ基準の「標準的」なだが）。...ってことぐらい、ラーメンフリークな皆さんならみんな知ってるって？いやいや、当ブログの読者様はみんながみんなヲタクばかりじゃないんですよ。

 そして本日の「豚そば」。なんだか久しぶり感。それもそのはず。しゃばとんの「野菜レス」ではない「豚そば」について、当ブログで言及しているのは三年前のこと。当時はブタ肉を荒っぽく裂いてモヤシの上に盛りつけたような「ラーメン二郎」的なエサっぽさを描いたルックスだったが、今はヤサイの前に豚バラロールチャーシューを３枚乗っけて整然とした盛りつけにしている。

 スープは超濃厚ながらも脂の強さを感じさない、まさに「ムテのとんこつ」のアレ。無鉄砲グループのなかにあって「しゃばとん」はその店名の通りに、従前の無鉄砲とは少し違う「しゃばいトンコツ」を標榜してデビューした。だからしゃばとん開店当時の「豚そば」はムテのトンコツスープとはずいぶん違うものだったが、歳月の中で客のニーズに対応してきた結果、今のようなかたちに落ち着いたんだと思う。無鉄砲本店で味わう「日本めん」やがむしゃらの中太麺のバランスの妙とはまた違う、ゴワっとした極太麺の豪快さと通常の「ムテのトンコツ」には乗っかることのないモヤシとキャベツがなせる、ひと味違う感じ。あ、それから、注文時に必ず「ニンニク入れますか？」ときかれるところも、他の無鉄砲グループちは違うしゃばとんの「豚そば」ならではの点。いろいろ楽しめてイイネ。 

 

すっかり満足して、この日はさらにサクラを追いかけることにした。

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無鉄砲しゃばとん （ラーメン / 西ノ京駅）

昼総合点★★★★☆ 4.5