天天,有@大阪市住之江区南加賀屋:ラーメン

夜の大阪でラーメンを啜るなんてことは普段滅多にないのだが、この日は大阪南港から出る船に乗ることになっていたので、そのついでの足で行ってみた。調べてみたらフェリーターミナルへはクルマで10分のところ。乗船前の軽い夕食にもちょうど良かったのだ。そして、それより何より、ラーメンのことをインターネットでどうこう言いだし始めた昔からずぅ〜っと、一度は来てみたかった積年の宿題店でもあった。クルマで訪れたが、すぐ近くにコインパーキングはあって助かる。

年季の入った壁面のメニュー表。SNS上には「昔はもっと安かった」というコメントも多数寄せていただいたが、コレでも今時にしては廉価な設定かと思う。600円のラーメンのみを注文。

「天天有」といえば、ご存知のように京都市左京区一乗寺にある京都ラーメンとして名高く歴史もある名店。その京都の天天有一乗寺本店へは、一度だけ行ったことがある。その時の記録がコレ。もう16年も前のことだ。四条烏丸COCON KARASUMAにある店舗をはじめとするチェーン展開の天天有も、何度か食べたことはあるが、あのチェーン展開天天有は、明らかに一乗寺の本店とは別物の味だ。今回、最大の関心事は、はたして大阪のここ「天天,有」は、どんな味わいのラーメンなのかということ。カウンター席にはニラ漬けの他に、右のところにあるステンレスの器の中は、ニンニクの効いた辛味噌もある。ニラ漬けのすぐ右側の器は餃子用のラー油。赤い蓋の液体は餃子のタレ。今回は食べなかったが、餃子も名物であるようだ。

それにしても、ニラ漬けが常備してあるラーメン店にやってくるのもずいぶん久しぶりだわ。ニラとヤンニンジャンと醤油と胡麻油で手軽に作れるっちゃあ作れれるんですけどねコレ。

そうこうするうち、いよいよ出来上がって来た大阪住之江天天,有のラーメン。朱色のテーブルに赤青黄色の雷紋に彩られたちょっと小さめのラーメン鉢がまたノスタルジックではないか。ぽてっとした粘度感のある鶏の味わいが前に出て、かつほんのりと甘味を感じるこのスープ、ずいぶん昔に味わった一乗寺天天有本店のあの時のあの印象。豚ウデ肉と思しき三枚のチャーシューもまた然り!

なんということのない低加水気味ストレート細麺も、このスープにはコレだよな的な。

途中からニラ漬けをちょびっと追加してみる。ちょびっとでも、けっこうパンチの効いた味変になる。調子に乗って入れすぎると翌日の口臭が大変なことになる気がするので、まあ、そこはホドホドに。

 「~~と~~を入れて、~時間かけて作りました!みたいな、ある種の押しつけがましさがなく。ただ淡々とうまい。」とかそういう風な表現を太陽製麺所のブログ(2013年1月を最後に更新はされていないようだが)に見ることができるが、ということはこの麺は太陽製麺所製なのかな?そういえば、太陽製麺所の7’upカラーでサイドに「麺」の白字をデカデカと掲げた配送車は京都でもよく見ることがあるよなぁ。

ラーメンいただいて精算時、チュッパチャップスをサービスでいただいた。お子様向けのサービスだと思うけど。

天天,有ラーメン / 住之江公園駅

昼総合点★★★★ 4.0

 
 
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キョートやないで。オーサカやでー。

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