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名門太陽フェリー「フェリーおおさかⅡ」
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大阪住之江「天天,有」のあと、船はほぼ定刻に出発。
だだし、台風25号接近によって、この日の航海はいわゆる「条件つき運航」ってやつで、とりあえず出航はするけれど、到着時間がいつになるかは保証できない&もしかしたら、別地についたり最悪の場合は出航地に引き返すかもしれない。それでも良ければどうぞお乗りなさい、という運航。そんなことだからキャンセルしてもキャンセル料はかからないシステム。この船に乗ることについてはずいぶん前にネット予約をしていたのだが、出発日の夕刻に、「本日は条件付き運航となりますが...」と、わざわざ自宅にまで電話連絡をくださる丁寧さには恐れ入った次第。今回の旅は単なる観光旅行ではなく、目的地にて、とあるお方に初めてお目にかかることが最大の目的だったのでキャンセルせずに運を船に任せた。
船中では、台風の接近情報をテレビやラジオでマメにチェックしながらも大して大揺れすることもなく、快適に一晩眠ることができた。この辺は時化の日本海ではけっこう揺れる新日本海フェリーとは違って、あー、やっぱり瀬戸内海を走る船だと実感。
そして朝。船は順調に周防灘まで予定通りに進んではいた。が、台風25号接近に伴い、新門司のフェリーターミナルは「「現在、第二体制」ということで着岸が許可されないらしい。本来の予定では8時50分に新門司に到着し、そこからゆっくりと自家用車で下道を走りながら九州のラーメンを食べ歩く...ということを計画していたのだが、どうやら到着は大幅に遅れることになりそうな気配。この時、昼食は九州についてからにしようと思っていた。
が、新門司港の「第二体制」は午後になっても解除される見込みはないようで、船内ではレストランの「臨時営業」を行う旨の放送が流れた。
船内レストランは、通常、夜営業と朝営業のみ。夜に出て朝着く船だから。
が、この日は1時間限定の昼営業。400円なら、安いよなぁ。ハラは減ってるし...
ってことで、腹空かせたまま着岸の知らせをまんじりともせず待つより、とりあえず昼食を摂って、この後に備えることにした。使い捨ての皿を使っているのは、着岸してから、いつもよりさらなる急ピッチで次に大阪南港に向かう便を支度しなければならないからだろう。というか、こういう時のために、こういう用意があるということを初めて知った。長距離フェリーはこれまでに何度も利用したことがあったが、こういう場面に出くわすことは初めてだった。
付け合わせのコーンサラダ。こちらの方は陶器の器だった。
福神漬けをヲヲメに盛って、ありがたく空腹を満たす。きっと業務用のレトルトカレーだと思うが、ボンカレーやククレカレーよりは、ずっと深みある味わいだった気がする。
そして「第2体制」解除ののち、13時45分、新門司港着岸。およそ5時間遅れ。予定は狂ったけれど、滅多にしない昼寝もできて、体調バッチシで上陸。長距離バスでも、寝台特急(今はもうない)でも、飛行機でも、新幹線でも、こんなふうにゆったりと目的地に着くことは望めない。思う存分大浴場で湯に浸かり、広い船内で海を眺めながら、デッキに出て潮風をまともに浴びつつ明石海峡大橋下をくぐる一大ショーを楽しみ、かつレンタカーでなく自分の車で現地を走ることができる。そんな長距離かーフェリーの旅が、やっぱり好きなんですわ。
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