梶さんの年末限定もそうだけど、石田軍団長がやらかしてくれる大晦日限定も見逃すわけにはいかない。昨年の「牛時々豚と鶏ラーメン」も面白かったけど、一昨年前の、おそらく今後も他の誰もが作り得ないであろう「魚白湯ラーメン」のあのインパクトは強烈極まりないものだった。
で、今回はヒツジだそうだ。新年の干支に因んだのなら、今後、申年とか寅年とかはどうするんだろ？...とか余計な詮索は抜きにしよう。
石田軍団長が某所に書いていることに依れば、「日本全国を色々探して先月ようやく羊の拳骨を販売してくださる業者さんが見つけ、 拳骨が無ければやめようと思っていただけにうれしくなって１００キロも手配した結果の利益度外視羊骨１００％で作ります。 もちろん羊肉も具材で使用します。 」という今回の大晦日限定。オプションのトッピングは特に追加しなかったが、厨房から軍団長が「ネギオオメにしときますねー！」と言ってくれるのを、ありがたくうなづく。
食べる前に密かに恐れていたのは、やっぱりどうしようもなくケモノくさいんじゃないんだろうか？...もしそんなだったら、どうしよう...ということ。だけどそれは杞憂だった。
さすがにヒツジだけに、店内に入った時からジンギスカンのような香りがほんのりと漂っていたが、スープの味は恐れていたようなケモノくささではなく、あたかも濃厚豚骨スープのような中に、ほんのりとジンギスカンの風味が加わっている感じ。タレは控えめ、麺は細めのストレート麺。ニクは軍団らしくニク増しでもないのに豚チャーシューがもうニクニクニクニクしてて、さらに醤油ダレを効かせた羊肉のトッピングてんこ盛り。 スープの底に潜んでいた玉ねぎは、味のバランス取りへの工夫かしら。もうちょっと存在感を効かせてもいいように思った。一番の「？」はチャーシューの上に盛ってある白い粉末状の物体。粉チーズ？いやいや、そんな味じゃない。これは....オカラ？
後で聞いたら「いいえヒツジの毛ですよ」と軍団長。（んなわけ、ないでしょ。）
というわけで、ヒツジのホネでスープをとると決めた段階から、どのようにケモノの癖を丸め込めるかに工夫を凝らしている様子が感じられた、大胆にして非常に面白いラーメンで2014年を締めくくりました。
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【ラーメン軍団】
11:30～13:30 18:00～23:00
不定休
京都市左京区高野泉町6-74
Ｐ：近隣コインパーク等利用（お店真向かいにアリ）
ラーメン軍団 （ラーメン / 一乗寺駅、修学院駅、松ケ崎駅）
昼総合点★★★★☆ 4.5
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