麺屋 夢人@御陵:夢人つけ麺

本日、思い切ってロングツーリングに出ようかと思ったが、天気予報の雨雲の動きが怪しかったので遠出はパスして京都市内の宿題店へ。

宿題店...自分のペースじゃ次々と現れる新しいお店をすべて廻る...というのはとても無理だが、実のところ、宿題をこなすような義務感があるワケでなく、次々とオープンするお店の中からさてドコに行こうかを選ぶ、というのはある意味極めて贅沢で趣味的な世界だ。
ということで、本日は「山科初」のつけ麺専門店へ。

店内、極めてコンパクト。1階部分は厨房をL字に囲む7席分のカウンター席のみ。

ウォーターポットに入ったお茶は氷を入れた陶製のコップで供される。このお茶、キュンと冷たく、香り高く、そしてウマイ。

注文する前に見るべきメニュー表の類いは4種。じっくり見てると結構時間がかかる。
とりあえずはトップに位置しているこのメニューを見て、店の外に「新革のあっさりとした味に絶対的自身あり」と大仰なフレコミを掲げている「夢人つけ麺」を並の麺量200gで注文。

メニュー表はさらに麺の紹介、

つけ麺の食べ方、

セットもの、サイドメニュー単品、飲み物と続く。

注文の後、しばし店内観察。
撮影は控えたが、壁面には「三才の頃にラーメンに出会い 夢のスープを追いかけ二十四年... 人から技術を学び人に支えられ 夢のスープは完成しました。 山科初のつけ麺屋 夢人」
なる文字が。

狭い店ながら、2階には座敷席があるそうな。

そして、デッカイ夢もあるそうな。

しばらく待つ後、注文の「夢人つけ麺」出来。待ち時間6分程度は、つけ麺にしてはそう長い待ち時間ではないと感じる。

麺の器にはチャーシュー、黄身トロリンな味玉一個分、丁寧に広げて盛りつけた茹でた青菜の葉、タップリ目のメンマにこれまたタップリ目の青ネギ小口切り。

そんな具沢山の器の下に隠れる麺は、かっちりとした密度の高く、プラスティッキーな感触。その独特な麺質は啜り込んで、噛んで、飲み込んで、なかなかに良く、つけ麺の麺としてはかなり秀逸。

そんな麺に合わせるつけ汁はヒトコトでいうと濃厚豚骨魚介なワケだが、コレは決して「またオマエか」的な味わいでない。
見た目には豚背脂もソレなりに浮かんでて結構コッテリとした感があるのだがいざ味わってみると第一印象で魚介ダシの味わいもソレなりに来つつも食べ進むうちに味の幹になって来るのは(実際のレシピは多分違うと思うが食べた感じだけでいえば)摺り下ろしたリンゴを煮詰めたところに柚子を中心とする柑橘系を隠し味としたような甘さと酸味で喰わせる感。
自分の好みとしては、つけ麺のつけ汁に甘味と酸味は合わないのだが、それでもコレだけの凝った造りは好きな人には堪らない味わいかも。
なんにしても、具の充実感といい麺の質感といいお茶の美味しさといい、相当に入れこんで作ってあることをヒシヒシと感じ取れる。コレは高く評価したい。

さらに、白菜キムチはテーブルサービス。浅く漬けたまあるい味わい。

麺を平らげた後にはセルフサービスの割りスープでつけ汁をスープ割りに。割りスープ自体はシンプルな昆布ダシと思われるものだった。
アマウマ+酸味で喰わせるつけ麺という点で自分の好みではないが、このお店の気の入れようとその充実感とは裏腹なコストパフォーマンスは十分に魅力的なお店だと感じた。
今後もきっと更に進化していくんじゃないかな?そんな期待感もあるお店。今のつけ麺は自分好みでないとしても、それだけでダメとは言えないような勢いを感じた。



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【麺屋 夢人】
 11:30~14:00 L.O
 18:00~22:30 L.O(月火木金土)
 18:00~20:30 L.O(日祝日)
 水曜日定休
 075-591-8288
 京都市山科区御陵鴨戸町2-1
 P:なし(近隣コインパーキング利用推奨)


 

麺屋 夢人ラーメン / 御陵駅

昼総合点★★★★ 4.0

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