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ラーメンモリン@大津駅前:こってり醤油唐揚げセット&煮干の塩

せっかく抽選に当たった「しが割」を使い果たすべく、今日は今日とて近場で買い物ツアー。さらに大津市地方公設卸売市場の朝市もあったので、あっちゃこっちゃで肉やらカニやら野菜やらを買い漁った帰り、ちょうどいい時間だったので立ち寄る。およそ4ヶ月ぶりになるかしらん。かつての県庁前の時代と、大津駅前に移転してからも合わせると、コレまでに当ブログで書き綴ったレビューの数はこのお店が最多かもしれない。

この日は土曜日ということで、もしかしたら趣向を凝らした限定ラーメンがあるかしらん???と一縷の期待を持って入店。しかし券売機の限定ABCボタンはいずれも❌マーク。

というわけで、私は「こってり醤油」に「唐揚げセット」を、同行者は「煮干の塩」を選択。支払いの合計は2,300円となるところを...

「しが割」を発動させて600円キャッシュ・バック。計1,700円となった。

ところでこの日、ふと気がつくと、2020年3月の頃から、昨年10月に訪れたときまではカウンター席の正面に黄色地に赤い字でどでかく掲げてあった「お箸は引き出しです」の掲示物がなくなっており、「お箸はカウンター下の引き出しにあります。」と、理路整然たる日本語によるものに替わっていた。
かつて2020年9月22日に訪れた時の記事でワタシは
「カウンター席には大きく「お箸は引き出しです」と、ある。
この掲示物が伝えようとしているのは「お箸はカウンター席下の引き出しの中にあります」ということであり、決して「お箸は引き出しで、引き出しはお箸なんです」ということではない。
つまり、「お箸は引き出しです」とは、日本語としては決して意を尽くしておらず、むしろ言葉足らずだ。
例えばある日の国語の授業で、先生が「お箸は引き出しです」などと言った日には、授業を受けている子どもたちがたちまち混乱することであろう。通常において、お箸は引き出しに、または、引き出しがお箸になる(変身する)ことは、有り得ないからだ。
にもかかわらず、カウンター席のこの場所にあっては「お箸は引き出しです」は「「お箸はカウンター席下の引き出しの中にあります」という意味に解釈されてしまうのは、まさにその場における状況が、本来足りない言葉を受け手が勝手に補足させているからだろう。ココに、なんとも云えぬ「コトバのアヤ」があるなぁ…と、あらためて感じた。」
と書いていたが、あの掲示物がなくなってしまい、ああ、ツッコミどころがひとつ減ったなぁ...。と、ちょっぴり寂しくなっちまった。

また、この季節恒例の年末チャーシューの予約が始まっていた。お申し込みはお早めに、ということで。

さらに、恒例となりつつある周年限定「鴨つけ麺」の時間指定予約もやっている。ワタシは当日の予定がどうなるか不確定な要素が今のところ多いので、この場で申し込むことはしなかったが、気になる方はこちらもやっぱり、お早めに。

そうこうするうち、注文の品が出来上がって来た。まず、同行者注文の「煮干の塩」。少し味見させてもらうと、香り、味わいとも相変わらず押し出しの利いた、それでいてネガティブな要素の感じさせない極上のニボ感。

そして「こってり醤油」。このブログを遡れば、前にこのメニューを味わったのは2017年の年末のことであり、およそ6年ぶりだったりする。

記憶の6年前よりも、背脂感は増している印象で、場所によってはキャラメル大のサイズがスープに浮かぶ。そこに、思いっきりブタブタとした清湯スープ。この日、カウンター席から、寸胴の中身のブタ出汁が香ってくる一瞬があったが、それがもう実に豚臭くてステキだった。その出汁は寸胴の中ではかなりの獰猛さを放っているが、ラーメン鉢の中で醤油ダレと合わせ、茹で上げた麺をくぐらせて完成すると、背脂の思いっきりな脂感を身にまといながら、たまらなくグラマラスな味わいになる。そして、かなり脂っこいはずなのに、脂由来のクドさや重さを感じさせず、ラーメン藤京都本店のグレードアップ版というか、昔々の記憶で云えば、山科の五条バイパスと外環状線が交わる山科東野交差点の北西角にあった「ラーメン藤(後に”ビッグラーメン”となり、やがて消滅した。現在の地下鉄東西線東野駅の出口1付近に昭和50~60年代に存在していた)」で、あの頃に味わったラーメンのような感じで、実に美味い(しかし、現在もそうだが当時のラーメン藤もまた、モリンの「こってり醤油」みたいに背脂を散らせてはいないよなぁ)。さらに、そんなスープが中華麺のカホリをまた引き立てる感じがあって、食べている間は、とりたててニンマリともせず、また「うまーい!」とか叫んだりもせず、ただただ静かにいただいていた(つもりだ)が、心の中では非常に感動していた。

さらに、唐揚げセットの豪快なサイズの唐揚げ。サイズ感といい、外のカリッと中のジュワっとといい、肉とタレの合わさった旨味といい。ゴハンの間違いない美味さといい。このお店に来るのは決まって土曜日が多く、ひと頃のようについつい限定ラーメンに一縷の期待を寄せてしまうのだけれども、レギュラーメニューがいつも間違いないの無いレベルで満足感を味わわせてくれることに何ら変わりは無い。あらためて、全国をくまなく食べ歩こうとされているラーメンフリークの皆さんには、ぜひ訪れていただきたいと思えるお店だ。
ラーメン モリン (ラーメン / 大津駅、上栄町駅、島ノ関駅)
昼総合点★★★★★ 5.0
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