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こがね製麺草津栗東店@滋賀県栗東市小柿7丁目:かけうどん大盛&とり天
この日、国道1号線(滋賀県道2号線)の「うばがもちや」前を走行中、助手席の同行者が「あっ!」と叫んだ。続いて「あんなところにこがね製麺所が出来てる!」と言う。ちょうど、昼はどこに食べに行こうかというハナシをしていた矢先のことだ。香川県内に「こがね製麺所」のチェーン店が多数存在していることはちょっと前から知っていた。それが突如「うばがもちや」のトナリに建った新築のビルに...。ということで、「こがね製麺所」に訪れたことのないワタシ達にはいい機会だと思って、訪れてみることにした。ところでこの場所、思い出してみればつい先日まで「あたか飯店 草津店」があった場所だ。店舗ビルの老朽化に伴い、旧店舗を取り壊して新たに10階建てのビルを建て、再オープンする予定だったそうだが、諸々の事情で再建を断念し、結局あたか飯店草津店は閉店することになったようだ(コチラの記事参照)。その後に出来たのがこのビルで、調べてみると株式会社アスタリスクという電子機器製造業者の新たな拠点であり、また、ビル自体には「クリニックステーション」と銘打って、コンタクト外来や呼吸器内科・アレルギー科や薬局がテナントとして入っている、そんなビルだ。
そのビルの1階部分を「メガネのオオツカ」と二分するかたちで入っているのが、この新たなうどん店。ここでひとつ気になったのは、ここは香川県を中心に全国的にチェーン展開を図ろうとしている「こがね製麺所」ではなく、店名が「こがね製麺」であること。
お店玄関の傍らには写真付きメニュー一覧。そして「国産小麦100%を利用した本場の味」。
また、店舗西側の出入口の所にも写真付きメニューがあって、ここでは「うどん県(香川県)での出店店舗数No.1」と謳っている。これは明確に「こがね製麺所」のことを指しているのではないのか???まあ、とにかく入ってみよう。
店内はこんな感じ。テーブル席と壁面にむかうカウンター席が程度に分散。
注文時に最初に出くわすのはこのタッチパネル。あとで気がついたのだが、このパネル、上部に小さなカメラが仕掛けてある。ここでワタシはかけうどん大盛を、同行者はかけうどんの並サイズを選択した。
その後はトレーを持って、丸亀製麺なんかと同様に、天ぷら等のサイドメニューが並ぶところを通ってレジに向かう。すると、11月11日(土)~26日(日)までは「誕生感謝祭」ということで1日200個限定で、うどん1杯につき天ぷら・おにぎり・ライスバーが無料というキャンペーン中のようで、ならばと鶏天を一本いただくことにした。このあと、丸亀製麺であれば会計レジであるところで注文したかけうどんをお店の人から受け取る。その時、このお店がオープンしたのはいつだったのかをたずねると、今年の9月26日だったという。で、会計を済ませようとすると、会計は後ろのところにある機械で行うように案内された。
それがこのセルフ精算機。このお店では、注文時のタッチパネルに仕組んであるカメラで客の顔を認識し、それがうどんの受け渡し口のところに情報が行き渡り、その情報はさらにこの精算機に行く、という仕掛けになっている。近年ICT化が進んでいる天下一品チェーンの上を行くシステムだ。
会計を済ませ、無料サービストッピングコーナーへ。天かすにネギ、さらにワカメがある!さか枝うどんかココは!?
ネギ天ぷらワカメの傍らには、お箸と、無料サービスな液体&粉末系調味料におろし生姜がある。このコーナーにあるマヨネーズ?とワサビのボトルに貼られているテプラシールには「こがね製麺所」と書かれている。
ということで、鶏天を置いた器にネギ・天かすを入れて、席に移動。
まずは何も加えず、ダシと麺だけで味わってみる。
…コシ・グミ感・弾力性・しなやかさ、といった讃岐うどんに期待する要素をまるで感じない、スーパーの冷蔵コーナーから買って来た袋入りの茹で麺を温めたようなクオリティの麺。茹で置きしている時間が長いのだろうか?さらに、ちょっと甘めの味付けでおよそ出汁感のないツユ...。これが「国産小麦100%を利用した本場の味」の讃岐うどんというのか...。
あとで、イエに帰ってから調べてみるといろんなことが分かってきた。
まずはこの記事。つまり「あたか飯店草津店」跡に新たに出来たビルを新拠点とする株式会社アスタリスクと、その子会社であるらしい「自動レジ研究所」と「こがね製麺所」を展開する株式会社クルーが業務提携し、世界初の自動レジによるうどん店を出したのが、ここ「こがね製麺所」ならぬ「こがね製麺」であるということになるようだ。
「こがね製麺所」公式HPにこのお店がチェーン店として掲載されていないのは、こういった事情があるからであろう。
現時点での某地図サイトや夕べ口ぐに既に投稿されている口コミを見てみると、かなり辛辣な意見が多い。どうやら9月末のオープン当初は、オペレーションも商品も、散々なものであったようだ。で、いったん商品作りを見直して、11月11日~26日までの「誕生感謝祭」キャンペーンを張ったその最終日に、たまたまワタシ達が訪れた、ということのようだ。
いずれにしても、お店にうどんを食べに来る客がお店に求めるものは、決して「自動レジの凄さ」ではなく、単にうどんをおいしくいただくことができるかどうかにつきるであろう。無論、この日いただいたうどんを「国産小麦100%を利用した本場の味」の讃岐うどんである、と主張するのはお店側の自由だ(だとしても、株式会社クルーはこのお店の現状をどのように捉えているのだろう???)。
ということでこのお店、今後どのような展開を見せるであろうか。非常に興味深いところではある。やはり、「百聞は一食に如かず」だ。
こがね製麺 草津栗東店 (うどん / 草津駅)
昼総合点★★☆☆☆ 2.0
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