まりお流ラーメン＠奈良市尼辻町

このところ「創作ラーメン」をコンスタントに出し続けて頑張っているまりお流ラーメン。
実は３年前に一度行ったきりだったが、今週の創作ラーメンがスゴくいいとの評判を聞きつけたので奈良方面に用事のついでに家族で連れもって行ってみた。
注文したのはお目当ての「今週の創作ラーメン：　煮干とサザエのプレミアム醤油ラーメン」。
デジカメの画像を誤って消去してしまったので、ケータイの画像だけしか残ってないのだが、まず感心したのはスープのすんごい魚介風味。
まりおさんトコのサイトによれば、タレにアサリの剥き身とサザエ、アタマとはらわたの所を丁寧に取り除いた煮干しを大量に入れて炊き出したもの。スープは煮干し・アサリ・ハマグリ・鶏ガラ・豚肉・昆布・鰹節・秋刀魚節・焼きアゴ・干し海老・焼きスルメ等でとったものという。
贅沢と、複雑の極みのようなラーメン。
私のような素人のヘッポコ自作では、コレだけの素材を「使ってみる」ことはあっても「持ち味を活かす」レベルには到底持っていけないだろう。
とにかく、ほんのりと甘みのある醤油ダレの味わいと複雑で奥深い海系和風属の味わいがぶわぁーっと口の中に広がるのだ。
具にはチャーシュー、メンマ、ネギ...といってしまえば単純なのだが、豚トロのとろけるような柔らかさの上に旨味の乗ったチャーシュー、カリコリした歯応えと丁寧な仕事ぶりによる味わいを感じさせるメンマもまたとてもいい。

家族はそれぞれに、気まぐれ塩（この日は鶏）ラーメンとスーパーマリオラーメンを注文。鶏の塩をひと口味見させてもらったが、はアッサリした中に鶏の旨味がぎゅっと前に出ていて、コレがまた美味かった。
スーパーマリオラーメンは想像していた以上に脂が強く、ちょっとキツかったそうだがそれならそれで、好みの濃厚さというのに対応できるメニューがこのお店にはきっとあることだと思う。

唐揚げも外はサクッと中はじゅわっといい具合に仕上がっていてなかなかのものだった。

一つ残念だったのは、私たちが注文したものがほぼそろって「いただきます」をしたと同時に隣席から漂って来たタバコのケムリ。１mと離れていない所から風下のこちらにむかって白い筋を描いてマトモにこっちにやってくる。子どもたちはマトモにタバコのケムリを浴びている。タバコの主にもそれが見えていないはずはないのだが、タバコの主はお店の人に「タバコ、いいよね？」と聞き、お店の人は「いいですよ」と言ったので、だから堂々と吸ったのだろう。タバコの主にヤメテクレと直接言うことも出来ず、これにはちょっとマイッタ。
あのシチュエーション、何とかならんもんだろか...。