蕎茶亭まるやま@三重郡菰野町潤田:合わせ&かつをの生ぶし

この日は現時点で夕べ口グ三重県蕎麦No.1となっているお店に向かってみた。
開店時刻30分前に現地着。お店の前は5・6台程度の駐車スペースとなっているが、既に一台のクルマが先に着いており、我々は開店待ちの二番となった。その後、開店15分前あたりともなると次から次とクルマがやって来て、お店前の駐車場はたちまち満車に。その結果、我々を含め20名程度の外待ち客が並ぶ状態となった。...結果的に、少し早めに来ておいて正解だった。
そんな中、この日は開店時刻を10分ほど前倒しで開店してくださり、お店の方に案内されるに従って着席すると、あっという間に16席の店内は満席に。
店内は、おそらく蕎麦店を営むことを前提に設計施工された建築であろう。以前は何か他のお店だった物件に居抜きで入りました...という感じはしない。吹き抜けの天井は高く、そのせいでいろんな物音や人の声が残響を伴って聞こえてくる。(この感じ、信楽の現「蕎麦いちのせ」がある場所から移転した、現在の「生粉打 作美」の店内に感じる音空間に似ていた。って、こんなことは蕎麦の善し悪しに全く関係ないことであるが。)

しばらくすると、お店の方が蕎麦茶を持ってきてくださる。それとともに「本日のそば」と書かれたボードを、我々がテーブル席から見上げることなく眺めることの出来る足下の位置に掲げられるので、そこで初めてなにをいただくかを検討し、注文することになる。このボードは店内に一枚だけのようで、我々が「合わせ」と「かつをの生ぶし」を注文した後、次のお客が座るテーブルに運ばれていった。

注文した後、手を洗いに行くと、お手洗いの前に水栓があった。ご丁寧に薬用ハンドソープ「キレイキレイ」まで置いてくださっている。

しばし待つ後、「合わせ」のせいろが出来上がって運ばれて来た。

せいろの麺、ビシッとしたコシとかなりの剛性感が啜って快い。

このお店の「合わせ」では、二種の蕎麦を同時に提供するのではなく、最初に「せいろ」をいただき、平らげた後の食器を引かれたあとに、あらためて二杯目的に次の「超粗挽き」の蕎麦を持ってきてくださる。この超粗挽きは、小皿に添えられた塩で召し上がってくださいとのこと。

結局、半分ほどを塩で、半分ほどをせいろの蕎麦つゆに浸していただいたのだが、この「超粗挽き」の旨味とゴツンとした食感は感動的だった。

いっぽうコチラ、同行者注文「かつをの生ぶし」。

生節のスライスと辛味おろし、薬味ネギの組み合わせ、食べ始めはいいけれど、途中から少し単調になる感じだったそうな。

〆のそば湯は「ドロっと」とまではいかないにしても、なかなか濃厚なもの。蕎麦つゆに足していただく。
このお店の場合、その日その日で一期一会的なメニューがあって、そこでついつい通ってしまうようなところがあるかも知れない。実際、私達以外に外待ちをしていたお客さんのほとんどはこのお店に何度もリピートしている常連さんである様子が、聞こえてくるお店の方との会話の様子から感じて取れた次第。

蕎茶亭まるやまそば(蕎麦) / 中菰野駅大羽根園駅菰野駅
昼総合点★★★★ 4.0

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