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手打ちそば そば吉@犬上郡多賀町多賀:四色天もり&天もり(太打ち)
この日、なあんとなく蕎麦が食べたくて、いろいろ下調べ(=ネット検索)してたら、なあんとなくこのお店が浮上して来たので行ってみた。
夕べ口グ情報では、オープンしたのは1985年7月6日らしい。ということは、かれこれ38年続いているお店ということになる。店舗建築はおそらく創業当時以来変わっていないと思われる。暖簾がかかる出入口の傍には、訪れる者に意図的に見せる造りの「製麺室」がある。
この窓をお店の外から覗くと、厨房に佇んでいる初代店主と思われる男性と目があってしまいドギマギした笑
現地に着いたのは午後12時30分頃。店内はそれなりに混んではいたが、幸い待つことなくテーブル席に通していただいた。画像のように、多人数グループ用には小上がり席も用意されている。
さっそく、お茶とお箸にお絞りを置いてくださる。お茶のおかわりは、ホール内に「そば茶」のポットがあるので、そこからセルフでどうぞとのこと。
で、早速「おしながき」チェック。筆頭は「冷たいそば」の「もり」。太打ちor細打ちを選ぶことが出来て、さらに150円マシで変わり蕎麦を選ぶことが出来るという設定。さらに、二色もり・三色もり・四色もりが選べ、かつ天ぷら付き、
「つけとろ」(ってナンデスカ?)、鴨汁が選べて、更にうどんバージョンもあるでよ、というメニュー構成。
一方、温かい方のメニューは、まあ、割とよくある感じ。「その他」にある一品ものは「蕎麦屋で一献」用かな?
さらに、「おしながき」とは別に、蕎麦の商品スペック説明がある。これを見て、ココはいろいろ味わってみるべしと判断し、ワタシは「四色天もり」を、同行者は「天もり」を「太打ち」で注文。
蕎麦のスペック説明の裏面は、お店オリジナルの七味の説明等。
そして、店内には「本日の盛そば」の掲示が。「けし切り」と「茶そば」は、季節によって「梅」や「よもぎ」、「ゆず切り」に替わるのだろう。
しばし待つ後、蕎麦猪口・蕎麦つゆを入れた徳利・薬味皿の三点セットがまず届く。
次いで、同行者注文の「もりそば・太打ち」が到着。
さらに「四色もり」のうち、細打ちと太打ちの二種が先にやってきて、
さらに「けし切り」と「茶そば」がやって来て、四色が揃う。
この姿を見ると、ついつい「インスタ映え」を狙って正方形の構図で撮りたくなる。
それはともかく、太打ちの弾力感があってしっかりとした蕎麦の旨味、細打ちの啜り込んでの快さ、この価格でこのクオリティが味わえるのなら、昨年秋に訪れた、やたらと高価な下呂のお店は一体何だったのか?と、また思ってしまう。さらに「けし切り」の更科粉を使ったシコシコとした食感と独特のカホリ、「茶そば」にいたっては、自分が過去に知るところのものとは全く違っていたので、ちょっと驚きだった。この「自分が過去に知るところ」の茶そばとは、学生時代にアルバイトしていた、京都の四条河原町にかつてあったファミリーレストラン「S陽堂」の「茶そばサラダ」で使われていた茹で麺のこと。茹で麺だけに、コシとか弾力感とはまるでなく、かろうじて抹茶の色合いと味わいが少しあるかな?という程度のもので、それが「茶そば」というものだと長年思っていた。けれど、ここの茶そばは昔の「S陽堂」とは全く違って、キチンとコシがあって、やはり啜り込んで快く、それでいて緑茶感も感じられる物。いわゆる「変わりそば」というものを今回初めていただいたのだが、思っていた以上に美味しいものだった。
天ぷらはもちろん揚げたて。カリカリサクサクで美味しい。この天ぷらにおいても、昨年秋に訪れた下呂のあのお店の「天ぷら盛り合わせ2,000円」は何だったのだろう?という思いを新たにする。
蕎麦湯はほどほどに白濁したもの。猪口に残った蕎麦つゆで割って〆。
訪れる前は、ひょっとして多賀大社の存在にあやかる観光地相場のお店なんじゃないかと勘ぐっていたけど、今回実際に初めて訪れてみて、その疑念は晴れた。まっとうな価格でちゃんと美味しい物を提供してくださるお店と実感した。また、初代店主は厨房にいらっしゃるが、世代交代は着実に進んでいるようで、公式HPをはじめ、InstagramやTwitter、Facebookの更新も小まめにおこなわれているので、訪れる前にチェックは必須だろう。
そば吉 (そば(蕎麦) / 多賀大社前駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
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