らーめん福三:「明日に向かって走れ!」

昼、家族で福三へ。
本日は「明日に向かって走れ!」と呪文を唱える。
休日の昼はお客が多かったが、お客の足が途切れた短い間に話をきくと、大将、こないだ一乗寺の「夢を語れ」に行って食べてきたらしい。それで「二郎」的な味わいを遊び半分で作ってみたのがコレだそうな。つまり、これは福三流「夢を語れ」のパロディである。
注文してから出来上がり近くなって、大将は「野菜はどうする?」「ニンニクは?」と訊いてくれるのもあのお店流。
で、「ヤサイフツウニンニクイレテ」の呪文を追加した。(二郎のしきたりとはチョト違うのかもしれないが。)ちなみに『ヤサイマシマシ』とかも対応可とのことだった。
さて、その味は....。
厚めにスライスしたチャーシュー、サッと湯がいたキャベツ、モヤシに福三のしっかり出汁ベースに濃いめのタレ+生ニンニクで、下品な味がガッツゥ~ンと来る。一口食べて、思わず笑ってしまった。確かにこりゃ「夢を語れ」だわ。そして、下品でキツい味とはいえ出汁がしっかりしていて、バランス的な破綻はない。が、今までの福三にはなかった逸脱した強烈さが面白い。(ちなみにそれでも無化調だそうな。)

麺にはつけ麺用平打ち麺を使っているとのこと。これもなかなか「夢」の麺の、あのワシワシボソボソな食感に似た感じがある。
この「明日に向かって走れ!」は「おしながき」には載ってない、いわゆる裏メニューだが、材料があれば作ってくれるとのこと。
ちなみに値段は750円。通常の福三のラーメンとはかなり異質というか突拍子もないというか、とにかくフツーの福三のラーメンとは全然違うので,初めて福三を訪れる方にはオススメしない。それと、ニンニク入りを食べた後には、そのニオイ相応に自分のまわりから人が離れていく(?)ことを覚悟すること。
ところで、当の「夢を語れ」の大将も、先日この「明日に向かって走れ!」を食べにきてたそうな。
思うに「夢を語れ」は、その強烈なスタイルに賛否両論があるが、京都のラーメンを活性化させる貴重な存在であることは確実なようだ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« スーパーで売... スガキヤの「... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。