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くじからラーメン@麺家チャクリキ:くじからラーメン&中華そば
麺家チャクリキといえば、自分のラーメン遍歴の中で相当リピートしてきた愛着の強いお店。この日、およそ二年ぶりに訪れてみた。この場所に来てみれば、すぐに分かる。現地に立てば、美味しさを感じさせる由緒正しいラーメン店ならではのカホリに満ちていることを。
また、くじからラーメンといえば、天橋立にあったお店には、結局三度しか行けなかったけど、コチラはコチラでいろいろあって、なんやかやで思い入れのあるお店。ところが残念なことに人手不足のために天橋立にあった三角形の敷地に建つ店舗は2023年3月12日をもって閉店することになってしまった。
その後「くじから出張所」として麺家チャクリキ店舗にて営業していたが、今後は同店舗にて毎週水・金曜は「くじからラーメン」として営業する旨を、2023年5月6日に麺家チャクリキ公式HP上で発表した。
お店入り口の前にある「くじからラーメン」のメニュー表には「くじから醤油 由緒」<漆黒の矛盾>という説明文がある。
その説明文は、くじからラーメンが天橋立に創業した時、二階の客席に堂々たる臨書で掲げてあったものだ。三角形で決して広いとはいえなかった店内にて、この臨書を正面から撮影するのは不可能で、やむなくこのように撮ったものを当時の当ブログに紹介したものだったが、現在では当時の画像を上掲のように、あたかも正面から撮影したかのように修正することができる。こういうことをわざわざやるのは、広い地球上においてもきっとワタシくらいしかいないと思うので、敢えてここに掲載しておく。
同行者と訪れた店内、カウンター席一番右に着席。麺家チャクリキの創業当時、昼に一度訪れて、夜にまた訪れて、当時の店長にかなり怪しまれた思い出のある席だ。「中華そば」は同行者の注文。ネギの上に、デフォルトでコショウが降りかかるのも「中華そば」としての演出を意識しているのであろう。メニュー表の解説によれば「醤油油」を使用しないあっさり醤油にして、麺は小麦の香りを楽しむもちもち麺とのこと。後述の「くじからラーメン」と食べ比べしてみると、なるほど確かにクセを抑えたあっさり醤油だ。けれどもそれは、あくまで「くじからラーメンとは比較的に」あっさりであり、一杯の中華そばとしては、脂分は非常に控えめながら、かなり出汁の味と醤油の効いた、あたかも脂分控えめな新福菜館的な味わいに感じた。
いっぽうこちら、私が注文した「くじからラーメン」。「特殊な醤油油を使用。ほろ苦く濃い薄味、こってりあっさりという矛盾の味」とメニュー表には解説している。
具体的に同店の「中華そば」を比べながら今回は味わってみたところ、薬味に青ネギを敢えて用いず、刻み玉ネギを用い、豚背脂に加えて醤油で炊いたチャーシューのほぐし身のようなものが結構たくさん入っている。
そして何より、壮絶な失敗作であるとともに「天橋立くじからラーメン」と創業するに至った「くじから醤油」由来の独特の味わいは力強くつるモチの麺との相性よろしく豚バラチャーシューのひと時は幸福感に満ちる。ああ、食べに来ることができてヨカッタ。
くじからラーメン (ラーメン / 与謝野駅)
夜総合点★★★★☆ 4.5
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