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t_cognac's weblog
極中拳@麺屋中野壬生本店:極中拳つけ麺 近江牛A5サーロイン丼付
一日限定特別営業に並ぶのはちょっと久しぶり。昨夏の極龍拳以来かな。あのときは朝イチに所用があって先頭集団に位置することが出来なかったけど、今回はあらかじめ信頼筋から前情報を仕入れて開店して一巡目に入れる位置に着く。
そう。厳重な上着と折り畳み椅子を持ってきているところには長年の経験が活きとるのだ。そのとおり(笑)。
天気予報じゃ晴天のはずで実際晴れ間もあったが、なぜかパラッと雨模様になる時もあったけど、椅子とiPhoneと、お仲間さんと一緒に並ぶことで、退屈感やしんどさは、あんまり感じないものだ。(というか、そうなるようにいろいろ工夫をしているワケですな。)
開店を待つ数時間のあいだにいろいろと見聞した人間模様については、テレビの料理番組よろしくここでは割愛することとして、はい、開店とともに着席。今回、お会計は先払いのシステムだった。1500円という価格はもうアリエナイぐらい高価だが、今回の3店コラボはそれでも赤地覚悟の内容となるそうな。はてさて、ソレはどんなつけ麺か???
で、やって来たのがコレでございます。なるほど見た目には申し分なく美しい。
麺の器には棣鄂製切刃番手14番程度の麺にレッドオニオンのスライスと、その上のもわもわとしたものは見ただけでは何かわからなかったのでスタッフにきいてみたら揚げた白髪ネギだそうな。そして、ライムと、なんて言う野菜だったかな?洋風の葉モノ野菜で飾り付け。
一方、つけ汁の器。見る人が見れば一目で分かる、そう、まごうかたなき「鶏だく」ワールド。当の極鶏では開店当初のメニュー表に「もう少しお待ちください」と告知されながらも、結局は今のところ陽の目を見ていないあのつけ麺。その「マボロシのつけ麺」がこうして姿を現す瞬間に出会えただけでも、3時間超の開店待ちに並び、ファーストロットの位置に着くことの出来た価値は大きかった(大げさですねぇ)。
そんな鶏だくのつけ汁だから、極鶏のスープを知る方ならご存知のとおり、麺をつけ汁の器に入れても、そう簡単には麺は液体の中に沈むことはなく。汁の上に「置かれた」状態になる。そこを強制的に絡ませ、ほいでもって、啜り込む。最初のひとくち目は、濃厚ながらも味わい的にちょっと頼りない感もあったが、やがてコレがつけ汁上にトッピングされた唐辛子とまざり合って、えも言われぬ独特の世界を繰り広げることになる。
そしてそんなつけ汁の中からは、さらにホソ(牛モツ)がてろんと現れる。こいつぁ、美味いネ。
具には「チャーシュー」ではなく、ローストビーフが。そして豆モヤシ、刻んだトマト、さっとボイルしたホウレンソウ。
見た目には彩り豊かで、とてもゴージャスなのはいいのだけれど、はてさて作り手の意図としては、これをつけ汁にひたして食すべしで作られているのか、あるいはそのまま何もつけずに食すべしなのか、ううむ、どっちなんだろう?とか思いながら、結局ローストビーフも三種の野菜も、何もつけずにそのままいただいた。というのも、つけ汁にひたして喰らうには温度的な齟齬がありすぎるように感じたからだ。もし、つけ汁に浸すべしと作り手がそう考えているとしたら、つけ汁とその器自体はもっともっとアツアツであるべしであろう。今回のコラボつけ麺、値段相応あるいはそれ以上にゴージャスなのはいいとして、基本的なつけ麺の温度のあしらい方には疑問が残るものだった(と、三店舗の店主さんともきっとお読みいただけるものだと勝手に自惚れて、あえて忌憚のないところを記しておきます)。
そして、今回のもうひとつの目玉である「近江牛A5サーロイン丼」。
へ?丼...? 素人の固定観念を覆すかような器の、「丼」。
「A5」っていっても紙のA5サイズとごっちゃにしてはいけませんよ。牛肉の格付け
でいうA5ランクのニクってことだそうです。
そんなA5だから、もうそれこそとろけるように美味い。...んだけど、コチラもやはり課題に感じたのは「温度感」。つけ麺をいただいたのち、コチラに差し掛かる頃には肝心のニクがすっかり冷めてしまっているのだ。これについて麺屋中野の大将は「時間差でお出しすることは出来るんですが、逆にそうすると、料理全部を写真に収めることが出来ない、というお声も多いだろうと思って...」と、おっしゃる。
まあ、わからないではないが、しかし、殆どのお客は料理を写真に撮ることを主目的で来ているわけではない。
そりゃ、私のようなブログやってる偏屈者は、撮ることには撮るし、いや最近では特にブログをやってなくても、自身の生活の記録という意味合いで食べたものを気軽に撮っておくという人は確実に増えて来ているとは思う。
しかし、それよりも何より「美味しく味わいたい」ことがまず第一であろう。そう思わないかね、諸君。
そういう点、滅多に食することの出来ないようなA5ランクのニクを、しかも麺屋中野の店主御自らがカウンター席にあるロースターで調理してくれるんだから、そこは、やっぱり、出来立ての一番美味しい状態でいただきたかったところであり、可成り勿体ないことでもあった、と総括しておくことにする。
それと、コレはちょっと気の引けるところではあるのだが、実はワタシ、「麺屋中野」は今回が初訪でなる。
しかし、今回の3店コラボにおける仕掛け側の意図は、「麺屋中野」にドォーンと行列を作ることにあったようにも思う(というか、そう聞いていた。)。
そんなことで麺屋中野には、近いうちにレギュラーメニューをいただきに再訪したいと考えている。
あ、それから本日の3店コラボ、焼肉のタレのお土産付きでした。
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【極中拳】コラボ三店
【麺屋 中野】
11:30~15:00
火曜日定休
075-841-7722
京都市中京区壬生相合町25-4 デイスターアベニュー1F
P:無し(近隣コインパーキング等利用推奨)
麺屋 中野 (ラーメン / 四条大宮駅、大宮駅、丹波口駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
【麺屋 極鶏】
店主ブログ
11:30~14:30(スープ切れ早仕舞いあるかも)
18:00~スープ切れまで
不定休(ブログに休業情報あり)
075-711-3133
京都市左京区一乗寺西閉川原町29-7
P:なし(近隣コインパーキングあり)
麺屋 極鶏 (ラーメン / 一乗寺駅、修学院駅、松ケ崎駅)
昼総合点★★★★☆ 4.5
【拳ラーメン】
公式ブログ(限定麺等の情報あり。要チェック。)
11:30~14:30 18:00~22:00
水曜日定休
075-351-3608
京都市左京区朱雀正会町1-16
P:なし(近隣にコインパーキング等あり)
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行きたかったんですがこの日は完全に別方面に行ってたので伺えず。。。次回は必ず。