さか栄@南丹市園部町埴生赤尾:肉汁&ほほ肉つけ麺

前日は前日で三重県うどんツアーに出かけたが、今日は今日とて京都府内をドライブしてみることにした。で、一軒目。なんか、コックコートの髭オジサンがロッシーニのオペラ「セヴィリアの理髪師」中のアリア「私は町のなんでも屋」を歌っているかのように見える。しかし、ココはあくまでうどん屋さんのはず。現在の「さか栄」が入る前にあったレストランの名残かコレ?まあ、面白いからエエけど。
暖簾にはちゃんと「讃岐うどん さか栄」とある。やっぱり、コックコートの髭オジサンとは違う世界が扉の向こうにはあるんだろうな。
店舗の傍らには待合室もある。混む時は余程混むお店のようだ。幸い私達が訪れたのはちょうど開店時刻を少し過ぎた頃で、まだ入店ラッシュは始まっていなかった。
んノレン横にあるホワイトボードには、店内では冊子になっている写真付きメニューの一式が掲示されている。外待ちのときにはじっくり眺めて品定めすることが出来ますねコレ。
その冊子メニューには、かけうどん、きつねうどん等に始まり、丼もの、定食等々バラエティ豊か。今回は初訪ながら、ワタシは「肉汁」を、同行者は「ほほ肉付け麺(温玉入り)」を注文。
そして、コレがその「肉汁」。
美しい盛りつけ。まずは、なにもつけずに麺線を一本、啜ってみる。
むふ♡ 艷やかで、靭やかで、弾力もあって、腰もあって、もちろん、ただ硬いだけじゃなくって。なかなか好みの麺質だこと。
肉汁の「肉」は豚こま切れ肉。スキっとしたキレのある醤油感に豚の出汁が滲み出ていて、なんかちょっと、しゃかりきグループ代表梶さんお得意の「KA☆JIテイスト」っぽい。(あくまで、「ぽい。」だけど。)
そして、食べ進めながら、別皿のおろししょうがとすりごまで味変を楽しむ。
いっぽうコチラ、同好者注文の「ほほ肉付け麺」のつけ汁。ちょこっと味見させてもらう。こちらは汁自体に濁りが入っており、またほほ肉由来?の肉出汁も感じられ、「肉汁」のすっきり感とは好対照をなす味わい。若干、味噌っぽい何かでチューニングしているようにも感じられた(違うかもしれんけど)。そして何より、ほほ肉の柔らかさが絶品。今までに食べたことのない食感。
というわけで、今回の「肉汁」と「ほほ肉付け麺」、本場香川のうどん店にこうしたメニューを置くお店があるとは考えにくいが、逆にそれがココ「さか栄」ならではの独自性かもね。なかなか面白く、そして美味しゅうございました。


さか栄うどん / 南丹市その他)
昼総合点★★★★ 4.0

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