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伊佐夫@一乗寺_天下一品総本店の東約50m:鶏そばTEN麺&鶏めし

前回訪れたのは2010年10月の開店したばかりの頃。意外にも今回が2度目である。

このお店のコトを知ってる人には周知のことだろうが、実はテンイチ総本店から50mと離れていないところにあるのだ。しかし、テンイチ総本店に並ぶお客の中には、そのことを知る人は果たしてどれぐらいいるだろうか?

メニュー表は前回、開店草創期のころに訪れたときとは違うものになっていた。またラーメンの名称も変わっていた。以前は「塩味TEN麺」だったが、今は「鶏そばTEN麺」に。とりあえず、今回はコレを注文。
この他にも鯛煮干100%の「鯛そばTEN麺」や、おそらく材料が入った時だけやる「気まぐれ伊佐夫すぺしゃる」な「魚そばTEN麺」というのもあった。いずれも、興味深いところだ。

今回注文した「鶏そばTEN麺」のスペック。

お店の基本となるスープのスペック。

タレのスペック。

麺用小麦粉のスペック。

使てるコメのスペック。ここに「桃田さん家の」という文言がある。

「鶏そばTEN麺」を注文してからしばらく後に、ゴハンものも気になったので数量限定な「鶏めし」を追加してみる。

注文してからさほど待つこと無く「鶏そばTEN麺」が出される。見た目は以前の「塩味TEN麺」より幾分シンプルになった感。

以前は豚肉だったチャーシューを鶏に替え、カイワレに縦に刻んだネギ、そして細く刻まれた白っぽいのは軽くソテーしたジャガイモ。
以前の「塩味TEN麺」の焦がしネギの香りや鷹の爪の辛味によるキレは引き算されていて、スープひとくち目はいささか頼りないくらいにアッサリとしている。
また、鶏のチャーシューもアブラ分がなく、非常にサッパリとしており、やはり以前の「塩味TEN麺」とはかなり違った味わいだが、これは意図的に仕組んでそうした感じのシンプル感。

ところが、スープと具だけを味わううちのこの頼りない感じは、麺を啜り出すとガラっと変わる。
オープン当初の「塩味TEN麺」の麺もかなり縮れた平打ち麺だったが、その縮れ具合の捩れ方は以前の麺よりもはるかにデフォルメされていて、アッサリシンプルな淡麗スープをまとって啜り込んだときの食感は、まぁホントに半端じゃない。口の中に縮れと捩れがビシバシとアタックをかけて来る如き強烈な食感。凄い。さらに柚子胡椒を少し加えてみると、またコレがたまらんウマイ。

そうこうするうち、追加注文の「鶏めし」到着。

てっぺんのところをガストーチでゴゴゴと炙り、香ばしさを際立たせる。コレに「鶏そばTEN麺」のスープをかけていただく。細かく割かれた鶏肉と、程よく追加された香味と、アッサリ端麗なスープとが渾然一体となって、「鶏そばTEN麺」単体のときより深みが増す。

日曜日の正午過ぎ、これだけのハイレベルなポテンシャルを持つ店ながら、客はチラホラ。すぐ近くのテンイチ総本店は行列だというのに。
尤も、テンイチのコッテリと対極にあるような極めて淡麗でアッサリとしたタイプだけに直接競合はしないだろうが、このお店の持ち味はもっと広く知られてもいいと思う。
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【伊佐夫】
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月曜日定休(月曜が祝日の場合は営業)
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派手に映る京都ラーメン界の中でこのお店の存在意義は大きいですよね。
いつまでもオンリーワンであってほしいです。