夜鳴きや＠京都市山科区大塚：ナミ

午後から、移動の間に間に何となく夜鳴きやの前を通りかかってみると、最近とんと見なくなったノレンが架かっているではないか。このチャンスを逃すのはもったいない気がして、久しぶりに寄ってみた。

「細切り肉入り中華そば」と「めし 大」はメニュー落ち。 （ある識者から聞いたハナシによれば、「細切り肉入り中華そば」...いわゆる「ホソ」は開店後しばらくはあって、ひとしきり数が出たら終了、ということになっているそうだ。）
本日の呪文は「ナミ」。

いつの頃からか毎土日月が定休日となっている。以前は毎週月曜日と第１＆第３日曜日が定休だった。道理で最近は前の道路を通っても営業している姿を見なかったわけだ。

夜鳴きやならではのニンニクの醤油煮と、画像はないが例の拍子木タクアンも健在。

厨房で中華そばを作ってくれているのはかつての大将の娘さんに当たる方なのだろうか？
この方向から見ると、ごくシンプルな器だが...

アウトサイドにはデカデカと店名が書かれてあるオリジナルラーメン鉢。昔からそうだったっけか？

食べてみると、「ナミ」でもタップリのチャーシュー、ああ、こういう味だったよなぁ～と思い出す、モヤシが良く合う、夜鳴きやならではのノスタルジックな味。継承されるべきことはきちんと継承されている。
食べはじめのときにはけっこうシャキッとしている麺も相変わらず。

BGMのない、静かな時間が流れる店内。
とにかく良く喋る人だったあの大将は、もういない。
（コチラのブログに、「この夏におかくれになった」という記述がある）
ところで、大変残念なことに兵庫県丹波市氷上町の「ラーメンたかはし」の御主人もまた、先日、若くして逝去されたときく。そのため、「ラーメンたかはし」は閉店してしまった。
一方、ここ「夜鳴きや」はその味を受け継がれ、火～金限定とはいえ食べに行きたいと思えば食べに行くことができ、夜鳴きやならではのあの味わいを味わうことができる。
...この夏にお亡くなりになられたお二人の御冥福をお祈りしよう。
そして「夜鳴きや」の中華そばが、絶えることなく味わえることを、ありがたく受け止めよう。

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【夜鳴きや】
　11:00～18:00（麺切れ次第終了）
　土曜日・日曜日・月曜日定休
　075-592-9800
　京都市山科区大塚南溝町36
　Ｐ：あり

夜鳴きや （ラーメン / 東野駅）

昼総合点★★★☆☆ 3.5