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関西ラーメンダービー2015 第2レース@京都競馬場陽だまり広場

人生初の競馬場。こんなことでもなけりゃ、絶対訪れることのない競馬場に初めて入ってみた。広いねー!でっかいねー!お金かかっているねー!と、ラーメン食べる前からなんでかテンションが高くなっちまった。
開場は朝9時から。朝一番の時間帯は、まだ閑散としたものだった。
今回の出店店舗たち。先週の11月三連休に開催された第1レースには参戦できずじまいで残念だったけど、今回もまたいずれも興味深い名店たちがズラリ。全部味わってみたいけど、さすがにそれはムリねー。
真っ先に狙った一杯目は 彩色ラーメンきんせい+和dining清乃のコラボ。この二店のコラボとなると、食べないわけにはいかないでしょうて。
ということで、きんせい・中村さんと清乃・原田さんの濃厚豚骨。
和歌山県有田市の清乃で味わう井出商店系豚骨醤油な和歌山ラーメンを三倍ぐらいデフォルメしたような「和歌山ラーメン」の、あの豚骨よりも濃醇にして、醤油は清乃の和歌山ラーメンよりも控えめな、まさに「濃厚豚骨らーめん」。ブタでつくった天一というか、福知山の「とん吉」インスパイアというか、とにかく箸が立つほどに濃く、また味わい深い。美味い。
そして2杯目。やはりきんせい&清乃のコラボ。裏メニューなんか用意してるし。しかも和歌山県出身の彼らの手による「車庫前系」だなんて、食べておかないわけにはいかない。
動物系の旨味と、ふわんと醤油ダレの味わいと、太麺と、ネギと、豚バラと、味玉と、メンマと。醤油ラーメンの王道を行く感じ。変わったことはなにもしていない。けど、ひとつひとつがしっかり美味い。
次に味わってみたのは滋賀県彦根市の師弟コンビ、ラーメンにっこうとらーめんチキン野郎のコラボ。両店とも、鶏の濃厚出汁を柱としたラーメンでは揺るぎない実績があるが、今回はどういうわけでか台湾ラーメンで来た。どうやらチキン野郎の「台湾まぜそば」を下地に、汁ありのラーメンをこさえた様子。
表面にはラー油の膜。
見た目からくる印象ほどに激辛ではなかったけど、ほどほどに辛い。しかし、これがにっこうとチキン野郎のコラボ???両店とも何度かリピートしているが「台湾まぜそば」の経験がない自分には、ちょっと両店らしくないメニューだと思った。しかし、このラーメンの辛味をゼロにすれば、今回出店中唯一のあっさり塩ラーメンにもなったという。だったら、そういうラーメンを求めているお客も、潜在的には少なからず居たのではないか?(実は、自分自身がそういう味を求めていたかもしれない。)だとしたら、きんせい&清乃コラボのとうな裏メニュー作戦で「あっさり塩」を出せば、また違った展開にもなったかもしれないのに...とか、おもってしまう。今回の「台湾ラーメン」でにっこう&チキン野郎が評価されてしまうは、なんとも惜しい気がしている。(昨年の酒粕の結果といい、やはり王道で勝負すべきではないか滋賀県勢?とは、ひとりごと。あ、なんでも、聞くところに依れば、第1レースでは「十二分屋」とかいうお店が優勝したんですってね!スゴイデスネー!!)
続いて、京都千丸しゃかりきと、東京・北先住の「牛骨らぁ麺マタドール」のコラボ。
なんでか「贅沢盛り」で出てきた。
スープは魚100%の出汁に牛脂という珍しいもの。それに豚バラロールチャーシューに加えてローストビーフが加わる。スープのスペックは話に聞いたけど、魚スープが前に出ていて牛の脂はあまり感じられなかったかな?まあ、日頃の「しゃかりき」とは明らかに違う世界で面白かった。
この時点で、お腹の方はかなり苦しくなっていたが、複数名のお仲間達とシェアして、気になるブースの味を試す。厨房には拳ラーメンの山内氏が。セアブラノ神の中野氏はブース先でお客対応を担当、そして厨房内にはなんでか龍旗信松原氏が。本人曰く「今日だけ、お手伝い!」というが、これでは「神龍拳」ではないか。
こってりとした粘度感のある鶏スープにレンゲの背脂醤油。
そこに麺屋棣鄂製ウイング麺スリムとくる。お腹空かせて、ガッツリと味わいたかったぜコレ。
このあとしばらく時間をとって休憩がてら、実際に行われている競馬の様子を(初めて)目の当たりにして...
次に味わってみたのはストライク軒(大阪市北区天神橋筋六丁目)+SOBAHOUSE金色不如帰(東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目)+おっぱいラーメン(東京都目黒区・学芸大学付近)のコラボ。
ブースの中では、「おっぱいラーメン」の早川貴子さんが麺茹で等、調理の最前線。
行列に並ぶ男性客の視線は、当然、豊満に揺れる膨らみと、その谷間に釘付け。そりゃそうなりますって(笑)。
残念ながらストライク軒も金色不如帰もおっぱいラーメンも、お店で食べた経験がないので、どのお店の要素がどう働いているのか、詳しくはわからない。(あるとすればソレはおっぱいへのスケベ心だけだったと正直に告白する。)が、濃厚な鶏白湯とハマグリの旨味にくわえて、バターみたく感じる油分の旨味(鶏油?)穂先メンマ、ジャガイモ、鶏肉のコンビネーションの妙はなかなかのもので大変美味しかった。
最後に味わったのは、今回の「第2レース」中唯一、コラボじゃなく単独店舗で出店する「麺屋彩々」。大阪・針中野に店を構えていた頃に、一度食べに行ったことがある。昔の記録を紐解けば当時は「白鶏醤油らーめん」を食べたと自ブログに残っているが、昭和町移転以降は豚骨味噌をメインにしているお店と聞く。
そんなお店の「鉄板」で勝負するあたり、潔さを感じるね。
個人的な好みとして、味噌を使ったラーメンって、その味がどうしても味噌に支配されてしまう傾向を感じるのであまり積極的に食べに行こうとはしないものだが、豚骨の旨味と味噌の風味とほどほどの一味の辛味はなかなかのもの。 ざっくり刻んだ青ネギの葷味とのマッチングもいいね。ブースの奥では、店主斎藤氏がリアルタイムで「仕事してまっせー!」と製麺中だった。
思い返してみれば、イベントを仕組む側の諸氏、そこに参加している各店の店主さんやまたそれを手伝う仲間の店主さんや、またそこで味わえる一期一会のラーメン達...それはそれは豪華なイベントだった。そんなイベントが京都で楽しめてしまう。ありがたいことである。
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