「海老蔵」裏インプレッション。

この日の午後はちょっと時間が取れることがわかっていたので、いつも注文するお昼の弁当は注文しないでおいて、お昼御飯を我慢し、午後、銀行へのお使いがてら当たりを付けておいた「海老蔵」に行った。しかし、「本日、スープが売り切れのためやむなく休業します。なお、午後3時半より営業再開します」と貼り紙。仕方無しにコンビニに寄って十勝新津製麺の「五丈原」を購入し、職場にて食べる。それなりの麺、それなりの具、スープはなかなかうまいと思った。しかし、8月の「縁や」体験以来、やはり本物とどう違うかを知りたくなるのが十勝新津の名店シリーズだ。先ほど久しぶりに十勝新津製麺のサイトをみると、10月5日、あの「天天有」を新発売するらしい。え?ちょっと前に出してたでしょ?「天天有」。もしかしてバージョンアップのリニューアル版だろうか?だとしたらかなり楽しみだ。
話がそれたので元に戻す。午後には一旦フラレタ海老蔵だが、なんだか気になっていても立ってもいられなくなったので一応勤務終了時間を過ぎて暫くしてからもう一度食べに行った。お店は営業中。やった!これで食べられる。お客は私一人だったので、お昼に来たのだがスープが売り切れで、また来たのですというと、「売り切れは今日が初めてだったのですよ。」ということで、そこからご主人とお話することになった。大将いわく、「風花」の塩ラーメンは京都一良いとのこと。どうやら風花の大将とは交流があるようだった。海老蔵とほぼ同時期にオープンした百年屋についてはあまり御存じではないようだった。この店鋪、以前はうどん屋さんだった。海老蔵開店以前はどうされていたのですかと聞くと、大将は意外な事実を教えてくれた。実は4年前まで同じ八幡の「都飯店」に勤めていたらしく、現在は都飯店の名物になりつつあり、また、それ自体を売り物としてでチェーン店を形成しつつある「四川ラーメン」は実は海老蔵のご主人の手によるものだそうだ。たった今、試作品のチャーシューが焼き上がりましたので御覧になりますかとおっしゃるので二つ返事でお願いする。それは初めて知る製法だった。まず、生のロース肉の中心に手巻き寿司の具よろしく白ネギが中心にくるように巻き、タレとともにザク切りにしたニンジン、タマネギ、セロリを加えて冷蔵庫で4日間寝かせる。そうすることで、肉に充分タレの風味が染み込む。さらにそれをオーブンで焼くわけだがその際にも肉の上にザク切りの香味野菜をふんだんに追加する。そうして焼き上がったばかりのチャーシューをご主人は、はじめてお店を訪れた私に「食べてみますか?」とふるまってくれたのだ。それは、確かに煮豚の要領で作る一般的チャーシューとは一線を画す独特の風味を持ち、それでいて、適度な食感と柔らかみが混在する、未体験の味わいだった。このことは「お店で食べたラーメン」の記述としてはあわないと思ったので、こっちに書くことにした。なにはともあれ、海老蔵の大将、むちゃくちゃ研究熱心な人物であることは確かだ。凄い人に出会ったと、この日は思った。
ちょっとした興奮を覚えつつ、人影まばらになった職場に戻り、翌日の準備などしつつ、日がとっくに暮れた後に帰宅した後、海老蔵の記事をアップ。しかし.....。

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