ラーメンにっこう@滋賀県彦根市宇尾町:2月限定梅シラスまぜそば&2/10限定 濃厚魚介とんこつつけ麺

もう、お店に行っても西川店主がいないことは分かっていた。彼はオランダに移民し、オランダに出店することにしたそうだ。そのことにはつまり、今のラーメンにっこうは、これまで一緒にやってきたスタッフに任せてもきっとやっていけるという公算もあったのだろう。そして、お店の大きな縦の看板も新しく塗り直してあった。

この日は月限定と毎月10日の「豚骨の日」が一度に味わえるまたとないチャンスなので、同行者を連れて行ってみた。

そして同行者は2月限定梅シラスまぜそばを、自分はこの日限定の濃厚魚介とんこつつけ麺を注文。

 お昼時、満員の店内。4人の若いスタッフが、ちょっとテンパりつつも懸命で切り盛り。

注文の品二つはほぼ同時に出来上がって持ってきてくれた。同行者注文の梅シラスまぜそば、具には梅肉・しらす・刻んだ大葉・温泉玉子・短冊切りチャーシュー・かまぼこ・そして紅ショウガ。鉢の底には鶏白湯と煮干しのスープが仕込んである。

よく混ぜ込んだところを、ちょっと味見させてもらう。まろやかな鶏白湯と煮干しのスープに梅肉の華やかな香りと酸味、シラスの味わい、紅ショウガのアクセント、大葉のハーブ感がないまぜになった温かな麺を啜りこむ。こりゃ、たまらん。また「梅」がなんとも、春を思わせいい感じ。

 しめご飯にも梅肉がついてくるのだけど、元のまぜそば自体もけっこうウメウメしているので、この追加梅肉は梅の酸味を過剰に追加させてしまう傾向かも。いっそ、無くてもいいように思った。

そして、豚骨の日限定濃厚魚介とんこつつけ麺。麺の器、具材の彩りが鮮やか。

 ひと切れではあるが、ピンクの美しいレアチャーシューにカイワレの緑。

大ぶりなメンマには隠し包丁の細やかな仕事。

そして太目ストレートの啜って楽しい麺。2月限定梅シラスの麺と同じものだと思うが、温かいまぜそばでいただくのと冷水で締めたつけ麺でいただくのとでは食感もずいぶん異なるものだ。

そんな麺を濃厚豚骨なツユに魚粉と一味を加えたつけ汁で味わう。ひとくちに言えば、一時期に一世を風靡した典型的「またお前か」的(=またおま系)な豚骨魚介に甘辛酸の風味付けでチューニングしたもので、十分に濃密にして麺によくまとわりついてくるつけ汁。

つけ汁の中にはさらに、温かなチャーシューが潜めてある。

麺を平らげた後にスープ割りを注文。和の出汁で割ったところを温め直して三つ葉を加えて出してくれる。このまま飲み干してしまったけど、これでゴハンもう一杯いけそうな感じ。

非常に満足した、豊かな時間だった。

帰りにちょっと寄り道。「若どりのやすだ」、スーパーの鶏肉に比べて割高だが、それだけのことはある鶏肉が手に入る。

 

ラーメンニッコウラーメン / 河瀬駅
昼総合点★★★★★ 5.0

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