ラーメン親爺

午後から老ノ坂峠を越えて出張に行った帰りには、いつもならどこにも寄らないのだけど、先日、この近くに住んでいる職場同僚が、やはりこのお店のことを話していたこともあったので寄ってみた。やはり初訪である。
メニューは非常にシンプル。とりあえず、「ラーメン」を注文。店内を見渡すと、古いながらも清潔感の漂う昭和レトロな佇まいが心地よい。店の作りは全然違うが、山科の「夜鳴きや」が現店舗に改装する前に漂わせていたムードに共通する温かみのようなものを感じる。
三連釜のひとつは麺茹で用で、スープ用の二つの羽釜の上にある水道には浄水器がしっかりついている。麺茹ではテボを使わず平ザルでやっている。ウチの近所の第一旭寺田店も平ザルだが、多客時にはどう捌いているのだろうか。
到着したラーメンはストレートな醤油スープ。一見、新福菜館or(京都の)元町ラーメン的醤油っ濃いルックスだが、口にしてみれば、醤油や塩のカドを感じさせず、どこか懐かしさのようなものも感じるまろやかな旨味のスープ。その口当たりのやわらかさがリピーターを生むのだろう。そんなスープに対してチャーシューはけっこうカチカチした食感で、醤油ダレの効き具合きつめのタイプ。スープのやわらかさの中でいいアクセントになっている。メンマにもこだわりを持って自前の仕事を施した味を感じる。
麺は近藤製麺工場製らしい。
新しいところは何もない。極めてフツーな、懐かしい感じのラーメンでありながら、そのフツーさな旨さが良い。また行って食べたくなる味だった。

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コメント
 
 
 
親父 (月 旧一)
2006-03-01 17:31:11
ここ、未訪なんですよね・・・

西側の店はどうしても後囘しになつてしまひまし(^^;;
 
 
 
親父ぢゃなくて親爺でっせ。ドクター。 (t_cognac)
2006-03-04 08:26:45
私も西の方へ行く機会はそう多くありません。

今回は付近をクルマで走りいるところ、カーナビのガイドにこのお店が現れたので行ってみることにしました。
 
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