千石岩

正月なので、自転車圏内のお宮さんなど訪れてみた。

前から気になっていたのは、早尾神社社殿の奥に山道があり、この先を行けば「千石岩」というところに行けるらしい、ということ。

で、200mばかり歩み進んでみた。ここから500ｍで千石岩。なぁ〜んや、スグやん。（と、このときは完全に高を括っていた）

道はだんだんと勾配がきつくなる。日頃から運動不足気味のカラダにはツラい。が、進みかけた以上、途中で引き返すのは「負け」のような気がしてさらに進む。

初めて行く道、この先どうなっているかがわからない。そのせいでかたった500mがものすごくしんどい。そして、さらに日頃の運動不足を思い知る。

ここを登っていくので間違いないと思うが、雨が降ったらたちまち川になるなココ。

枯れ葉に埋もれ、もはや道があるのかも不確かなところもあるが、とにかく登る。やっぱり「あと500m」を舐めていた。シンドイ。

ゼーゼーハーハーなところで、あと200m。ここからさらに勾配はキツくなる。「歩く」というより「よじ登る」感じ。

途中から分かれ道。後でわかったことだが、自分としては新道を進んでいたつもりが、じつは旧道を進んでいたらしい。

あと100ｍ。汗ダクダク＆ホンマ、しんどい。けど、ここまで来たら、ヤッパリ引き返す気にはなれない。

やっと辿り着いた。が、この岩の上に立ちたい。どっから登んねんコレ？？？と、迷っていたら、岩の上に先客さんが登り方を導いてくださった。

皇子が丘公園も山中越えもそれなりの見晴らしはあるけれど、ココから観る眺めはピカイチ。

岩の登り方を教えてくださった方は、画面にも見えている琵琶湖競艇場付近にお住まいで、天候が悪くない限り、ほぼ毎日ココに来るのが日課だとか。すごい人が居るもんだ…。

早尾神社からの山道を初めて登る分には不安だったが、一度来てさえしまえばどういう道なのかが分かった。正月休みの「ちょっと散歩」には、自分としては非常にハードだったが、来た甲斐はあったね。

岩の高さはゆうに30mはあるだろうか。スマホのカメラに収めきれない大きさ。ロッククライミング（フリークライミング？）とかの練習目的でやってくる人も多いそうだ。私しゃよじ登ろうとは思わんけど。だってコワい。
帰り道は、もう道がわかっているのと何より下りなので、来るときよりはずっと短い時間で戻ることが出来た。それにしても、少し行けば湖畔、また少し行けば巨大な岩山。なかなかオモロイ街、大津。