食べ歩きマップURL
http://tabelog.com/rvwr/000312672/rvwmap/0/0/
t_cognac's weblog
熊野古道おもてなし館@熊野市木本町:めはり寿司&干物

朝6時前に無鉄砲京都本店駐車場を出発し、紀伊半島をドーンと南下し約3時間。目的のお店が開店するまで少し時間があったので駐車場にバイクを停めて、ちょっと周辺を歩いてみた。

昭和なレトロ感を保つ商店街の一角にあった、総合衣料西衣料品店二階部分のあまりにも見事な看板建築。

すぐ近くの酒店には、久しぶりに遭遇する琺瑯看板。近頃は本当に見かけることが少なくなった。

R42を横切って、七里御浜海岸に出てみると、見事な鯉のぼり。ところがこれ、今年が最後になるイベントだったらしく、コロナをようやく乗り越えて4年ぶりに始まった「泳げ!鯉のぼりくん」は、主催する地元住民らの高齢化が進み、今回が最後となる見通しなのだそうな。この時、我々バイクツーリング一行は、そんなこととはつゆ知らず、のんびりとしたこの風景を楽しんでいた...ということになる。

で、この日一番目の目的地「熊野古道おもてなし館」は朝9時半から開店。開店後の姿を撮るのをすっかり忘れてしまっていたので、開店前に撮った画像をアゲておく。

店内飲食メニューはA4サイズの冊子になっていた。かき揚げに熊野名物めはり寿司、古代米おにぎりに干物と、伝統的な和の食とともに、からあげ・コロッケ・フライドポテト・アメリカンドッグが混在しているのがなんだか特徴的w

うどんの類もいくつかあるが、これら麺は、いずれも冷凍うどんだと思われる。

デザートとドリンクのページ。山盛りサイズのかき氷は通年で提供。

「めはり寿司定食」というのもあったが、そこまでガッツリ食べたい訳でもない。そんなわけで、結局「めはり寿司」2個と「干物」を注文した。めはり寿司は注文が通ってから作り始めるので、多少待つことになるが、別に先を急いでいるワケでもなし、そこはのんびり待つことにした。

で、およそ20分ほど待ったかな?いよいよ出来上がってきた「めはり寿司」と「干物」がコレ。

実は「めはり寿司」というものをいただくのは、コレが人生初。中のご飯は酢を加えたいわゆる寿司飯ではなく、アツアツのごはんに味付けした刻み高菜を加え、高菜の浅漬けでくるんだおにぎりのようなもの。奈良県吉野郡を中心とした吉野地方と、和歌山県と三重県にまたがる熊野地方の郷土料理なのだそうな。で、昔はもっとでっかいサイズで作られることが多かったそうで、いざ食べるときには目を見張るようにして食べることに由来して「めはり寿司」と呼ばれるようになったんだとか。実際に味わってみると、なるほどコレは「寿司」というより、高菜の塩漬けで上手く味付けされた「おにぎり」の一種といって良いと思う。ほんのりとあったかく、素朴な味で美味しかった。今回この記事を書きながら「めはり寿司」に関するYouTube動画をみたりしていると、案外串カツとかの揚げ物との相性が抜群に良いそうだ。

そして「干物」。より正確に云えば、「鯵の一夜干しの干物を焼いたやつ」。コチラの方はコレまでの人生で何度も食べたことがある。醤油を垂らしたりせずとも、一夜干しそのものが持っている程よい塩味と、ふっくらと丸い鯵そのものの食味の良さ。日本食なればこその味わいよのう。そんなわけで今回は、麺類とは違う意外なものをいただいた。
熊野古道おもてなし館 (カフェ / 熊野市駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« NO-NAME noodl... | 焼きまんじゅ... » |
コメント |
コメントはありません。 |
![]() |
コメントを投稿する |
![]() |
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません |