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温泉津温泉 薬師湯@島根県大田市温泉津町温泉津【2024春 山陰の旅#7】
今回の旅では、最初の時点で一気に最も遠いところまで行って、そこから戻ってくる感じのコースをイメージし、この日は「道の駅 神戸フルーツフラワーパーク大沢」から、あちこちに立ち寄りながらではあるが、島根県大田市のこちらまでやってきた。その距離約390km。そして、人生初の島根県。「ゆのつ」温泉って、漢字でどう書くのか?PCで「ゆのつ」と入力したら、イッパツで「温泉津」と変換する。「温泉津」という地名は、実は戦国時代にすでにあったようだ。それはともかく、なんと素晴らしくレトロなデザインの建築だこと!!入場すると、入浴代金を支払うとともに、湯の入り方について、詳細な説明を受けることになる。それらも楽しいアトラクションだ。
【画像は公式サイトから引用】
そして、温泉そのものが素晴らしすぎる。なんでも、日本温泉協会の新基準による審査の結果、全項目最高評価の「オール5」を取得し、天然温泉として認定された湯だそうな。そして、この「オール5」を取得出来たのは日本全国でも19箇所だけなんだとか。とにかく、こういうところの良さは画像をいくら眺めていても分かるものではない。その場に身を置いて五感で感じてみて初めて「おおお!」となるもんだ。
湯から上がれば、2階の展望休憩室でしばし、ぼぉ〜っとして過ごす。
さらに、屋上テラスに上がってみれば...。
とんがり屋根な瓦葺の建物の向こうに、鄙びた風情の温泉津温泉が見渡せる。
テラスの足元には、こんな説明書きがある。この古風な温泉街は2004年7月に「温泉津町温泉津伝統的建造物群保存地区」の名称で国の重要伝統的建造物群保存地区として選定され、温泉街としては初めての選定だそうな。
「薬師湯」を出て、さっき上から眺めていた旧館(震湯)の姿を路面から眺めてみる。明治維新後の1872年に発生した浜田地震により、別の源泉が湧出を始めた。この地震によって湧出した源泉を「薬師湯」は利用しているため、別名「震湯」とも呼ばれるんだってさ。
そんなことで、「震湯」とは別に、古くからある「元湯」もある。コチラがその共同浴場「泉薬湯」。その湯は源泉よりわずか1mで浴槽に注がれるという。コチラもハシゴしても良さそうなもんだったが、今回は「薬師湯」だけでもうすっかり満足だったので、ここはまた今度来ることにしよう。
温泉街を歩くと、他にもいろんなものに出会うことができる。「好好人 浅原才市」と銘打ってある。郷土の偉人らしい。
「長命館」という屋号の建物があった。すでに廃業してしまったようだが、築100年+木造3階建て+螺旋階段の組み合せという素晴らしい建築であるらしい。けれど、もう内部を観ることは出来ないことだろう。
その長命館に、「霊湯 元湯温泉に昔湯治入浴された方々」のリストがあった。天和三年〜文政年間以降、更新されていないw
現地には、元湯温泉・薬師湯それぞれに専用駐車場がある。駐車区画は決して広くはないが、キャンパー厚木puppyシリーズなら、余裕で駐車することが出来るw
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