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満幸商店@和歌山市加太:わさびスープ&しらす丼
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椿温泉からの帰りは、お決まりのように白浜を通って和歌山方面へ。道中、加太の淡嶋神社に寄ってみることにした。目的地のその神社は知る人は知る通りに、二万体はあるといわれる無数の人形や縁起物の大黒様、招き猫、信楽のタヌキやら..で境内じゅうが埋め尽くされていた。その独特のムードに、スマホで気軽に撮影しておこうという気にはならなかった。そんな場所だが、初詣の時期、たくさんの人で賑わっていた。
昼には「しらす丼」が食べたい、というリクエストもあったので、今回目指したのは淡嶋神社の側..というか情報によっては「境内にある」とも書かれていたりする満幸商店へ。店内満員。ラーメンにっこうやチキン野郎のようなウエイティングシート方式で五組待ち。
淡嶋神社の一番鳥居から社殿までの参道には、鳥居側から社殿の方に、先田商店・満幸商店・魚市商店と、海産物を食べさせてくれる飲食店が三軒並んでいる。「しらす丼」は満幸商店トナリの社殿側、魚市商店にもある様子だった。
それにしても、「神社の参道にある食事処の店先に生きた状態の魚介をたくさん並べている」光景は、京都や滋賀では決してありえない。神社の前はすぐ漁港だからこういう風になるのだろう。
外待ちの間に見ることができる店先のメニュー表。和食のみならずパスタ、トースト、カレー、ブイヤベース...なんでもござれだ。
やがて店内に通される。
「初めてのお越しですか?」
「そうです」
「でしたら、『わさびスープ』を、まず召し上がってください」とおっしゃるので、そうすることにした。(うどん付き)もあるが、店内の貼り出しメニューに「中華麺もあります」と書いてあったのでソレを注文しようしたら、「食べながら様子見られてもし足りなかったら後で追加していただくといいです」とおっしゃるので、そうすることにした。
複数で来ていたので、しらす丼は、お店の方の勧めもあってノーマルサイズを人数分で頼むより、ダブルサイズを注文してみんなでワイワイ取り分けた方が楽しいというので、そうすることにした。
そして、そう待たずして「わさびスープ」到着。カセットコンロに乗せた土鍋で持ってこられる。要するにコレ、鯛の味噌汁なのだが、鯛出汁がぐぅっと効いてて素朴に美味い。「わさび」はデフォルトで入っておらず、後から食べ手の好みで刻みワサビを加えていただく。この刻みワサビが、鯛の味噌汁と不思議に合う合う!実に素朴、それでいて出会ったことのない味。
そして、しらす丼。見事な標高。丼からしらすがこぼれ落ちるのが前提。下の受け皿に落ちたしらすもいただくのも、もちろん前提。
しらす丼って、しらすさえ新しければ何もかけなくても美味いもんだが、満幸商店では粒梅を入れたオリジナルのタレをお好みで加えてくださいというシステム。梅を適度にタレの中に潰して混ぜて、しらす丼にかけて喰らう。標高の高いダブルサイズは、あっという間だった。昭和的な大衆食堂の雑然とした中でひしめき合って食べるこのムード、また来たくなるものだ。
結局すっかり満腹で、わさびスープの中華麺は追加注文しなかった。お店の尾根遺産は正しかった。
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