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民宿 若竹@椿温泉:くえ鍋会席

今回、和歌山への旅の主目的は「クエ」。
年末から同行者と共に白浜温泉あたりで探していたが、年末年始のこの時期にあって、「白浜」という括りでは、どうにも良いプランが出てこない。
そこで「白浜温泉」という括りをちょっと外して探してみたら、ヒットしたのがこの民宿。
「宿泊は、一日三組限定」
「風呂は源泉掛け流しの天然温泉」
で、海鮮料理に良いものを出してくれそうな期待感に、予約を入れた。
「いい湯だな」という歌がある。
永六輔の詞、いずみたくの曲によるあの歌で、
北国=登別
上州=草津
紀州=白浜
南国=別府
と歌われるほどに、全国ネットで知られる白浜温泉のちょっと先にある椿温泉は...バブルの頃のノリで建ったようなリゾートマンション、廃墟を更地にした元湯跡、新しく作られた道の駅...と、白浜の豪華絢爛と猥雑が綯い交ぜなムードの陰に潜むような、寂しげ感。
宿は2011年に全館リニューアルしたとのことで、まだまだ真新しい感じ。
食事はすべて一階にあるこの海鮮居酒屋でとることになる。
一日三組限定の宿だが、この日の客は二組だったので、男湯・女湯をそれぞれの二組用に貸切湯として使わせていただけるというなんとも粋な計らい。
宿には明るいうちに着き、夕食までにひとっ風呂。
浴槽の蛇口をひねり、加温された湯を加えて湯温を上げる。
決して広くはない浴室ではあるが、源泉掛け流しで、無色透明ほぼ無臭ながら、ぬんめりとした油に使っているような感触の湯を、貸切で心ゆくまで堪能できる贅沢。
そして夕食は先ほどの「海鮮居酒屋」で。メニューには今週のオススメ、とか、とりあえず一品、とか、
居酒屋の定番っぽいのや、
丼もんやうどん・ラーメンまであるが、
今回、我々はクエが目的。
それは、鍋のみならず小鉢・造り・揚げ物も付く。
鍋ものには、マニュアルまであったりする。
そして、果たして食べきれるのだろうか?とさえ思うほどふんだんな量のクエ。
画像の鍋にクエは泳いでいないが、このあとシコタマ堪能。宿特製のポン酢に、ネギ・モミジおろしを加えて。クエは程よく火を通したところでいただく。淡白な身なんだけど脂がのってまるで鶏肉のようでもあって、でも鶏肉そのものとは違って、なんとも、美味い。
お刺身も、極上。
揚げ物は昆布塩でいただく。
実に、ふんだんな量だったが、ほぼ完食。
鍋のシメには白ご飯か雑炊かを選べる。我々は雑炊を選択。ネギ・タマゴ・刻み海苔で味を整え、さらに喰らう。
翌日の朝食も充実。味噌汁はきっと潮汁だろうと思っていたが、正月ということでか、白味噌だった。
さらに朝食には、宿自慢の出汁巻もある。
美味い魚を堪能し、ついでにいい湯に浸かることができればそれでいい。
という趣向には、最高にうってつけの宿だった。
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